#親子定期戦2022

2022年、ハンドボール伝来100年。ハンドボール界隈が日韓定期戦に沸いていました。

時を同じくして我が家では親子定期戦が開催されようとしています。
12年の長きにわたる、負けず嫌い次男選手と負けたくないおかん選手、親子定期戦であります。

謝りたくない次男選手3歳が家出しようとしたり、盗み食いした証拠を名探偵チョウナンが暴いたり数々の名シーンを生んできたこの定期戦。

この日を迎えるに辺り、両チームベンチはしっかりと対策と準備をしてきました。


次男選手負傷。
前日のハンドボールの練習でコートプレイヤーをしていた際、シュートを狙いに行くも、横からディフェンスの膝が右側太ももに刺さったとのことです。
しかし負けず嫌い次男選手は練習中に決して足が痛いとは言いません。
練習終わりまで走り回り、脚が痛いとさり気なくキーパーに入ります。
そして帰りの車の中で
「脚が痛い」
と言いだします。歩くのもちょっと痛そう。

とりあえずおかん選手が家にあった湿布を貼って就寝しました。

翌朝
足の具合を聞くと
「ちょっと痛い」
というのに
「今日体育あるから体操服持っていかないと」
なぜかいそいそしている次男選手をおかん選手が発見。
体育を休みたくない次男選手と脚が痛いなら見学させたいおかん選手の戦い、スローオフです。

最初はおかん選手のオフェンスからスタートです。
「足痛いなら体育見学しなさい」
とおかん選手。
そして体育見学の旨を書いた担任への手紙を次男選手に渡します。

「は〜い」
と良い返事の次男。
おかん選手、基本的な事を大切にしたオフェンスですね。


次男選手、良いお返事でボールを受け取って…からの

手紙をわざとその辺に置き忘れました。
これは見事なフェイント、次男選手。手紙を忘れて全てをうやむやにしてゴールを狙う作戦ですね!

しかしベテランおかん選手は騙されません。
しっかり放置された手紙を確認しています。

おかん選手、
「今日の体育は何をするの?」
と確認しています。

チャンスと思った次男選手
「100メートル…
(あ、あかん)
ナントカ…」
と内容にフェイクを入れます。

しかし今の時期小学校に100メートル走以外の種目はないので、走るんやなと簡単にバレてしまいました。

おかん選手のディフェンスはますます堅くなります。
「ダメ、見学しなさい」

次男選手
「でも走れるし」
と家の中を小走り。
しかしおかん選手は知っています。
負けず嫌い次男選手、年明けにあるバスケットボール大会の為に4月から特訓。
次男選手に体育をさせたら力を抜くことなく全力疾走必至。

そこは守りきらないといけません。

おかん選手は仕掛けていきました。
手紙を次男選手に持たせ、学校に送り出し…
電話を手に取り…

「もしもし、すみません、学校ですか?
今日の体育見学でおねがいします。」
と最強助っ人担任の先生選手の合流を待ちます。次男選手が手紙を出す可能性0と予測してのオフェンスです。






「ただいま〜」
次男選手帰宅。
「もう脚痛くないから体育してきた!
担任の先生もやっていいって言った!」

…おや?話が違うじゃないか、最強助っ人。


今日の体育は雨で器械体操に変更となりました。

今回の親子定期戦、次男選手の勝ちとなりました。
おかん選手は
こちら側の攻撃がワンパターン化していた。
いろいろな引き出しを持って次回挑みたい
と試合を振り返りました。


次男の脚は完全に治りました。

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