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自分の顔

人々は、自分の顔についてどう思っているのだろうか。
ある人は自分の顔に絶対的自信を持ち、ある人は全く自信を持っていないだろう。
私はどちらかというと後者に分類される。

私は、自分の顔が美形ではないと思っている。なぜなら、万人が「可愛い」と満場一致で言うような顔ではないからだ。
私の「可愛い顔」の基準は、「万人が可愛いと言うような顔であること」である。例えば、橋本環奈は一般的に美少女としての共通認識が持たれているだろう。そういったように、「可愛いよね」という共通認識が成立して初めて、「可愛い顔」と言うことができるのだと私は思っている。
もちろん例外はある。時々私のタイプの顔が、他の人にとっては普通の顔として認識されている時がある。その場合、先ほど述べた定義に従えば、そのタイプの顔は「美形」と分類することはできない。

私の顔はおそらく、一部の人にとっては可愛く映るのだろう。自意識過剰かな…とも思うが、だが高校の頃から言われてきたことではあるのだ。お世辞だとしても、こちらからお世辞か否かを断定するのは非常に難しい。よって、私の顔への賞賛がお世辞だった場合は、その人たちに責任を負わせようと思う。とりあえず、ここではお世辞ではないとすることにしよう。
…しかし、私は人の言葉を信用するのが非常に難しい、この点で私は卑屈な人間だと言えよう。「可愛い」と言われても、やはりどこかでお世辞として受け取ってしまっている自分がいる。
なぜなら、私は自分の顔を「万人が可愛いと思うような顔ではない」と思っているからだ。実際事実だろうし、事実だからこそ、やはり私は自分の顔に対する褒め言葉を完全に受け止めることができていない。

時々「可愛くない??」と自分で思うことはある(恥ずかしい)が、やはり異性にモテるとは到底思えない。
一部、自分の顔を好きになってくれる人はいるようだが、その人たちは恐らく少数なのだ、自分の顔が好みの人に出会った時は、なんて運が良いのだろう、と思うのが常である。
どうやったら自分の顔に自信を持つことができるのだろうか。多分、自分が自分の顔に納得するようにするしか解決策はないのだろう。
別に自分の顔が嫌いだと言うわけではない、好きなところだってある。だが、この顔のどこが良いのだろう、全くわからない。

特に褒めて欲しいから言っているわけではない、昔から感じている純粋な疑問である。
全く、自分に自信がないだけなのか分かったもんじゃない。

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