![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/145524378/rectangle_large_type_2_395d40579f5a69bb08cf0805d0341fe7.jpg?width=1200)
【将棋】単純明快!簡単に初段になれる裏戦法
今回紹介する戦法は、『筋違い角向かい飛車』です。
有段者と戦うには難しいですが、最速で初段に到達したい方にはおすすめの戦法です。
比較的覚えやすいので、大会前の一夜漬けにもどうぞ。
(ただし、少しハメ手的な要素があります。)
筋違い向かい飛車定跡
初手から
1 ▲7六歩
2 △3四歩
3 ▲2二角成
4 △同銀
5 ▲4五角(第一図)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/145144542/picture_pc_3f5d1b706bbbff31d65211b27e384ea0.png?width=1200)
これが筋違い角という戦法です。
昔は主流戦法の一つだったようですが…
今ではB級戦法ですね。
級位者の場合、筋違い角自体珍しいと思うので、自分のペースに持ち込めることが多い印象です。
第一図から
6 △6二銀
7 ▲3四角
8 △3二金
9 ▲8八銀
10△8四歩
11▲7七銀
12△8五歩
13▲5六角(第二図)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/145227145/picture_pc_b53b728c9b347a57391c39f53248da74.png?width=1200)
先に7七銀と上がっておくことで、もし5四歩〜5五歩のような手を指されても、6六銀と角頭を守ることができます。
第二図から
14△4二玉
15▲8八飛
16△6四歩(第三図)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/145257518/picture_pc_b511f5d51282a9297671da4a1d781f2b.png?width=1200)
筋違い角は居飛車や四間飛車と組み合わせることが多い戦法です。
しかし、今回は向かい飛車を採用しています。
それは、シンプルで覚えやすく、かつ相手に刺さりやすいからです。
第三図から、3手一組の好手があります。
一度戻って考えてみてください。
第三図から
17▲8六歩
18△同歩
19▲8三歩(第四図)
20△7二飛
21▲8六飛
22△7一銀(第五図)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/145310087/picture_pc_167f49b91ea02d854691263c8fe1ecee.png?width=1200)
まさにこの手が筋違い向かい飛車の狙いです。
最初に取った歩がここで効いてきます。
その後、△7二飛▲8六飛△7一銀と進みます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/145324121/picture_pc_7fe912af455288ad8d359ee6e8b8ee8c.png?width=1200)
後手は7一銀と8筋の突破を防いできましたが…
ここでも、この戦法において重要な3手一組の好手があります。
第五図から
23▲8二歩成
24△同飛
25▲8四歩(第六図)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/145410902/picture_pc_3b2c4c3f5e56aba6e6ecfba2205f604e.png?width=1200)
一度歩を成り捨てることで、8四の地点に歩を垂らすことができます。
▲8四歩の代わりに▲8三角成でも良いですが、△同飛▲同飛成△8二歩で、攻めが成功したとは言い難いです。
第六図で、△7二銀や△7四角とすると▲8三歩成で明らかに後手不利になります。
そのため、△9五角と勝負をかけてきます。
一見、後手が助かったかのように見えますが…
第六図から
26△9五角
27▲8三歩成
28△8六角
29▲8二と
30△7七角成
31▲同桂
32△8二銀
33▲6三角(第七図)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/145515782/picture_pc_8a663d721a4b5cb9a272a4643e4f2e58.png?width=1200)
この角打ちが非常に厳しく、△5二金は▲7二飛△6二飛▲同飛成△同金▲4一飛、△5二銀は▲8一角成△8九飛▲3四桂と、いずれも先手がはっきり優勢になります。
ここまでが、『筋違い向かい飛車』の方針と基本的な攻め方です。
「8三歩を狙う」ということさえ覚えておけば、あとは大体こんな感じに指して上手くいくかと思います。
ちなみに、持久戦になった場合はこの様に囲うと戦いやすいです。(あくまでも一例ですが)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/145519554/picture_pc_0325c2ac08d7dcd2e13e10b8fd28904a.png?width=1200)
間違いなどがあったら、指摘していただけると助かります。
長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?