親子関係での悩んでいる貴方!今こそアドラー心理学
アドラー心理学の子育てには「対等な関係」だけでなく「共同体感覚」の養成が必須
つ目、親と子は「対等な関係」である
まず1つ目は、親と子は「対等な関係」であるということです。
親子関係がうまくいかない大きな原因の一つに「上下関係」があるとアドラーは考えました。
親が子に命令したり、親の考えを押し付けたり、
子は親に従うのが当たり前として子どもに接すると
子どもは親に不満を抱くようになり、ついには反抗するようになります。
その関係が悪化してはいい子育て、いい教育はできません。
2つ目、「課題の分離」を意識して過干渉をやめる
2つ目は「課題の分離」です。
親子関係がうまくいかないもう一つの大きな原因に親の過干渉があります。
親は子にその愛情や心配から過干渉になってしまいがちです。
親は子を思う愛情からやっているつもりですから、
自分の価値観の押し付けになっていることには無自覚なことが多いのです。
子どもは自分の自由を奪われたように感じ親子関係は悪化します。
「これは子どもが自分の意思で決めることである。
いらぬ口出しは子どもの自由や主体性を奪うことになる。」
と自覚して、子どもの問題については極力口を出さない。
それが「課題の分離」ということです。
つ目、「共同体感覚」を養うことが自立の基礎になる
3つ目は「共同体感覚」です。
共同体感覚とは、
「この共同体(家庭、学校、会社、地域、国、地球)は私の味方である、
ここに私が安心していられる居場所がある、
私はこの共同体に貢献したい、共同体のメンバーの役に立ちたい。
そしてそれを行う能力も意志も私は持っている。」
そういう感情を養成することが教育において重要だとアドラーは考えました。
違う言葉で言うと「自己信頼(自己受容)」「他者信頼」「他者貢献」の気持ちを身につけるということです。そのような「共同体感覚」を持つことが子どもが自立していく基礎に
友達親子に憧れるけど問題はある!?アドラー的理想の親子関係を解説
友達みたいな親子関係でも問題はない
まずアドラー心理学の考え方としては、親子でどんな関係を築くかについて、いい悪いはなく、それぞれがいいと感じていれば問題は無いと思います。
また、親子に限らず、仕事での関係や友人関係なども含めて上下ではなく、横並びの関係を結ぶことが考え方の土台でアリ、大事にしているアドラー心理学としては、むしろ友達親子という関係はオススメしたいところです
一方で横並びの関係は「相互尊敬」と「相互信頼」があってこそのもの。
お互い人としての価値を尊重した上で立場や年齢を超えて対等な関係です。
よく対等な関係というと「敬語を使わなくてもいいの?」ということをいう人もいますが、それはまた別の問題。
立場に応じて敬語を使うことは日本社会にとっては必要な文化でもあります。
大事なことは、言葉使いといった表面的なことだけではなく、相手を尊敬、尊重すること。
夫婦関係専門