8の字巻きグランプリに参戦してきました。

 音響家協会の8の字巻きグランプリの勝ち上がり20人枠にエントリーして参戦してきました。
 予選落ち、でした。

1.当日の手順
 優勝決定までの手順はこんな感じ。
  会場への受付到着順でゼッケンが割り当てられる。
  予選開始まで練習時間あり。
  会場が放送機器展の会場内なので、選手は全員入場者登録によって業種が分かる。 メーカーって僕だけだったかも。

  前の試技者が巻いた束を次の試技者がスタッフに手伝ってもらって好きなように配置する。 全員がU字においた。
  二人づつ試技するが、対戦ではなく評価点は最後まで教えてもらえない。
  20人の中で上位2人が準決勝に進出。
  準決勝から音響家協会の地方支部選抜2人、協賛社推薦2人が参戦し、6名を2人づつで試技
  このなかで上位2名が決勝進出
  2名の試技で1名の優勝者を決定する。
 評価は、3名の審査員の持ち点50点の技術点、計150点ー秒数が評価点になります。
 評価点はおろか順位も教えてもらえません。 23年のNHK放映での点数公開は特例だった感じ。

2.判明した問題点
 8の字巻きした束を解いてU字に置くときに、スムーズに解けない例が多かった。 無限地獄になっている例も散見された。
 これは2つの問題が含まれていて、
 1)そもそも音響家協会指定の巻き方が現場にはふさわしくない。 始端と終端が混同されやすい。
 2)タイムレースの要素が大きいとおもわれているのか、慌てて巻いて、あわててゴムを掛けるときに終端のコネクタが輪の内側にずれてしまい、どっちに引っ張り出したらいいのかわからなくなるのではないか。 技術点の評価基準が公開されてないので、タイムレースなのか巻きの技術重視なのかが判断できないのが原因。

3.感想
 評価結果、評価方法が公開されてないので、技術研鑽の場にはなりにくい。
 選手の紹介が本番でしかなされないので、交流の場にもなりにくい。
 「採点は「速さ・確実さ・美しさ」を対象とする。」とされているが、巻いている最中のケーブルへのダメージが評価されていないように感じる。 僕が重視するのはこれで、床においたケーブルをいかに揺らさずに輪に収めるかを重視したが、立ち位置から動かずにケーブルを乱暴に手繰り寄せて巻いていく人が多かった。
 25年も大阪開催なら、ふたたび参戦して、タイム関係無しで、僕が思うきれいな、ダメージが少ない巻きをやってみようと思う。

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