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ギター㉔ アウフタクト


 例えば、黄昏のビギンをお聞きください。

 あめにぬれてた〜、で歌が始まるので、ここからコード譜のAパートを書き始めると、Aパートが9小節の長さになります。
 アウフタクトを理解していない人は、これで平気なようで、Aパート9小節の長さでコード譜を作成されます。
 
 音楽は歌だ、と思っている人は、歌のことしか考えませんので、これで平気なのでしょうが、楽器弾きからするとそんな譜面では演奏できません。

 正しいのは、「あめにぬれて」まではイントロの範疇で、Aパートは1段4小節の2段8小節で書くべきです。
 このようにパートの始まりが、前のパートに食い込んでいるのを「アウフタクト」と言います。

 歌詞カードを書くときには、

 あめにぬれて
 た  たそがれのまち

と書くべきです。

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