麻雀 何切る? ♬字牌を含めた牌効率♬
みなさま、ごきげんよう。
牌が曲がっていてよ。テツヤ様が見ていらっしゃいますわ。
麻雀の何切る問題ってメディア問わずたくさんありますよね。
ただ、目にする機会が多いのはやはり数牌関係が多い印象を受けます。
特に、ドラ絡み三色絡みはちょっと食傷気味かなぁ。
小食なもので、三食はちょっと…
前置きはさておき、小ネタを一つ書こうと思います。
こんな配牌、あなたなら何から切りますか?
配牌でドラの対子はあるものの、他は愚形ばかりで手役も望めない
こんな手牌をもらう時って良くあると思います。
是が非でも、せっかくのドラ対子生かして上がりたいんだけど
ちょっと聴牌まで遠いなぁ…
そんな時の第一打、ちょっと考えを変えてみませんか?
こんな配牌をもらった時に何から切りますか?
ここから何気なく字牌から切ってる人、多くないでしょうか。
実はこの手牌、数牌から切るのが最も和了に近いんです。
話を進めるにあたって、仮に字牌3枚から切っていくとしましょう。
その場合の5ブロックは、
萬子のペンチャン
筒子のカンチャン
索子のペンチャン
ドラ4sの雀頭
浮いている6m2p6sいずれかにくっつけて1ブロック
この先にいろいろ変化はあると思いますが、
これがぱっと見える形だと思います。
ここで、ちょっと落ち着いてこの手の方向性を考えてみましょう。
ドラはあるものの残りの受け入れはすべて愚形ばかりで
聴牌は遠そうです。
なおかつ、現時点で見える手役はないし
面前で手を進めるしかなさそうです。
しかも、聴牌しても愚形の待ちが残る可能性が高いと思います。
では、ここで目先を変えて数牌から切ってみるのはどうでしょうか?
ペンチャンが1面子完成するために必要な受け入れ枚数は4枚
それに対して、生牌の役牌が面子にならなくても良いから
1枚重ねて対子にするのに必要な牌の枚数は3枚
実は1枚しか違わないんですよ。
更に、ペンチャンは12または89の2枚を使っているので
孤立した役牌も2種2枚持っているとしましょう。
この場合、両方重ならなくてもどちらか一方だけ対子で良いとするなら
受け入れ枚数は3x2で6枚もあるんです。
役牌を対子にするメリットは面前にこだわらなくて良くなる点です。
しかも、食い仕掛けが出来るようになると
自摸に頼らなくて良くなるので手の内の愚形ブロックも生きてきます。
ルールにもよりますが、最悪、役牌バックにも持っていけます。
(あまり、お勧めはしませんが…)
対して、役牌を全部払ってしまうとこの手は面前縛りになってしまします。
さすがに面前で勝負できる聴牌速度を得るのは難しいと感じます。
もう一つ、役牌を重ねるメリットがあります。
これは副次的な利点なのですが、他家から立直、または聴牌が入った時に
重なって対子になった字牌、または一枚切れの字牌は
数牌よりも安全にオリや回し打ちに使いやすいのも無視できません。
そもそも、この手は勝負手とも思えないので
期待はしてないけれど、上がれれば良いな程度で良いと思います。
最初バラバラの手牌から育てていった手なのであまり押し過ぎず
放銃しないことが前提だと思いましょう。
※ 余談ですが、七対子に伸びるにしても中張牌よりは
么九牌を持っておきたいですしね。
では、数牌ならどれを切るのがベターなのか
候補として考えられるのは以下の5通りになると思います
孤立牌の2p
ドラを切り出さない前提だと割と孤立牌的な感覚の6s
萬子の6mか9mを切って萬子を1ブロック固定
3sは4sで受けられるので1s
5p7pのカンチャンを払う
順番に見ていきましょう
1.――――― 孤立牌の2p ―――――
一見すると一番無難な選択に見えます。
くっついて良型になるのは3pだけですし他の愚形に比べて
そこまで強いといえる浮き牌ではないと思います。
ただし、可能性として3p4pを引き入れた
4連形が強いのでそこの裏目さえ気にしなければ
と言ったところです。
2.― ドラを切り出さない前提だと割と孤立牌的な感覚の6s ―
感覚的にはそうなのですが、一応4sと連携はありますし
5s7sどちらに伸びても今以上の良型にはなるので
候補としては最下位と言ったところでしょうか。
(ドラ筋の亜両面が良形かは別問題として…)
3.―― 萬子の6mか9mを切って萬子を1ブロック固定 ――
5mを引いて両面手替わりもそうなのですが
将来的にドラが暗刻になってヘッドレスになった時に
6m7m9mのいずれを引いても雀頭が出来るので
候補としては切りずらいです。
ただし、早い段階でいちばん裏目が少ないのが9mなので
悩みどころです。
4.――――― 3sは4sで受けられるので1s ―――――
1sを落としてしまうと4sの雀頭としての性格が薄れてしまい
ヘッドレスになった結果、向聴数を落とす選択になりがちです。
受け入れ枚数もかなり限定されてしまうので
6sと最下位を競うほど選択対象外だと思います。
5.――――― 5p7pのカンチャンを払う ―――――
5pも6pも両面変化があるのでこれは候補外ですね。
以上のことから、役牌を1ブロックと換算するなら8ブロックもあるので
2pまたは9mで萬子を1ブロック固定すると思います。
後々の安全度から6s切りたくもありますけれど、
それはちょっとやり過ぎかなぁ…と
いかがでしたでしょうか。
字牌の活用について一例を提案してみましたが
字牌の使い方には他にもいろいろありますし
字牌を持った状態で最大限の牌効率の取り方と言うのもあります。
それらはまた別の機会に記事にしようと思っています。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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