最先端の犬学は(犬の森過去記事から)
しばらく低空飛行が続き、そんな中でも犬の森オフ会で見せてくれる犬たちの成長っぷりに正解のマークを与えてもらって何とか日々暮らせてます(笑)
Eileenanddogsさんのブログ記事から
犬の表情・ストレスについて。
そして、私は社会化のドッグトレーナーの過去記事もどうぞ。
「○○な動作や表情は○○な心理状態を示しているんですよ。」
という情報に
「えー?」
っていう声がまだまだあがる、そんな犬との暮らしです。
これだって犬との暮らしに積極的に取り入れてくれる人ばかりではない、ですもんね。
犬たちの悪戦苦闘ぶりが想像できます。
犬のシグナルなんて全くお構いなしの人もいる反面、ストレスシグナルに怯えて、何もできなくなってしまう傾向の方もいます。
犬って頑張っている時もストレスシグナルは出てるからね、そりゃ当然ですよね。我々と変わらない。しかめっ面して頑張りますもんね。
だから
かわいそうじゃなく
「すごいね!」
なんですよね?
そう思いませんか?
ポップでたくましく。
犬を笑顔にしたいならまずは私が笑顔にならなきゃね、と思ってます。
だから、何をしてはいけないのかに偏らないで
犬は何をすると嬉しいのかにフォーカスすると良いのではないかな。
犬に優しい系の方はどうしても、してはいけないことよくないと言われるものを排除することに躍起になりやすいと思います。
結果犬の行動を正しくブロックする経験値が不足します。犬も人も。
よくある犬と犬との出会いの様子。首輪だと苦しそうハ―ネスが良いのでは?
という話ではありません。
リードをハンドラーさんが引っ張るから(自覚はないと思う)こんなふうに前半身が持ち上がっちゃう。すると相手の犬は困惑するでしょう。
よく分からないボディランゲージになってしまっているから。
頭を低くして相手に敵意がないことを伝えたいのに、リードが邪魔してできないから、こんなふうになっちゃう。
お互い気持ちは
「え~?」
みたいな感じかな。
気の毒ですね。
引くことより攻撃することの方が過去に良い経験を積んだ犬はガウガウ始まりますね。
目を見た、頭が高い、近い、寄るな
思春期の犬も一触即発です。
まずは、リードつきで知らない犬同士挨拶はNGです。
なのであいさつ練習しましょうと言うトレーニングは無理をさせているということになります。
そうは言っても、こういうシチュエーションは起きてしまうことがあります。リードは短くでもテンションをかけずに、リードを持つハンドラーさんは前かがみにならないでね。
ここさえうまくできない方は多いものです。
リードの圧が正しくボディランゲージを示せなくさせているんだな
ということを頭の片隅にいつもおいていただきたいなと思います。
犬との取り組みの最先端はすさまじいほどの進化を遂げていて、もっともっとと進んでいますよ。
この一冊を、犬の行動学の本としてお勧めします。
犬の動物行動学は生物学
行動分析学は心理学
専門的な先生に学ぶべきですが、日本では獣医さんが教えたり、トレーナーが教えたりというように、最先端からは程遠いのかなと思います。
ブームに流されず、権威主義に翻弄されず
正しくエビデンスベースの知識を取りに行きましょう。
よく分からなくなってしまうのは学びのベースができていないから。
犬飼いの最先端の人になってください。
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