ライトロードで6素材ロンゴミアントを出そう
※この記事で紹介しているレシピは、Twitterにいるライトロード有識者の方が上げていたもののほぼ丸パクリです。
どうも。最近芝刈りライトロードにハマったのでひと記事でっち上げてみます。
今回の主役はコイツ。
No.86 H-C ロンゴミアントです。
テキストが長いので要約すると、「このモンスターのX素材が5つ以上のとき、自分はデュエルに勝利する」と書いてあります。ゴーストリックの駄天使より簡単そうですね。
素材に戦士族指定があるため、本来なら5素材ロンゴミなんてロマン砲もいいところなのですが、ここにNo.75 惑乱のゴシップ・シャドーというモンスターが絡んでくると話が変わってきます。
こいつは自身と自身が持つX素材を他のナンバーズの下に重ねることができます。そしてロンゴミアントはナンバーズです。
つまり、2素材ロンゴミアントに対して2素材のゴシップシャドーの効果を使えば、簡単に5素材ロンゴミアントが出来上がるわけです。
うーん、クソ。
マスターデュエルでもかつての幻影騎士団がよくコイツを出して特殊勝利していました。一度立ててしまえば、よほど特殊な札がない限り突破されないため、Gツッパしてでも5ロンゴミを出してくる幻影使いが多かった印象です。
しかし、出せば勝ちのカードだとはいえ、出せなければ仕方がありません。最近の幻影がロンゴミ型からデスフェニ型に移行しつつあるのも、2枚初動かつ誘発に弱いため、安定してロンゴミを出すことが難しいという事情があります。
そこで紹介したいのがライトロードというテーマです。
(このレシピは個人的にはあまり強いとは思いませんが)
20を超えたデュエリストなら懐かしさを感じるであろうこのテーマ。
実は割と安定して5素材ロンゴミアントを超えた6〜7素材ロンゴミアントを出すことができます。
先ほど5ロンゴミが特殊勝利と書きましたが、正確にいえば、それは幻影のような返ってきたターンにライフカットし切れるデッキに限った話です。5ロンゴミを出しても、裏側で出された壁とバックの妨害を乗り越えてキルを取れなければ、ロンゴミアントの素材が減るまで粘られてしまいます。
しかし6素材以上のロンゴミアントの場合、ターンが返ってきた時に5素材時の「相手フィールドのカードを全て破壊する」という効果が使えるため、単純に打点を揃えるだけでほぼ勝つことができます(※)。6素材ロンゴミは5素材よりずっと強力なわけですね。
※天獄+5伏せとかされると色々考えなきゃいけませんが。
そして、その絶対的な力を持つ6素材ロンゴミを、ライトロードであれば各種手札誘発に加えニビルすら貫通して出すことができてしまうのです。
強さ自体は十分だと思っているのですが、ランクマで見かけないのは、企業Wikiが取り上げてないのと決まった展開ルートが無いのが大きいのでは無いかと考えています。
(追記)
勇者ふわんの襲来により芝刈りライロのガンメタとなるロンギヌス、アトラクター、ドロバの数が増えたこと、単純に相手が構える妨害の数が増えて手数による貫通が難しくなったこと等の要因で、現環境では戦いづらいと思います。
では、早速デッキレシピと実際の動きを紹介していきます。
デッキレシピ
未界域を混ぜてドロソを雑にぶっ込んだ感じです。特筆すべきは、手札誘発が入っていないことでしょう。なので、後攻はとにかく手数で押し切る感じになります。
ただ、現在は勇者やルイキュ等の登場によりハリラドン系の先行制圧の盤面がかなり強固になってしまったので、流石にもう飯は食えなさそうです。後攻はγ入れて相手の事故をお祈りするしか無いかと。
ちなみに裁きの龍は入りません。ほぼ出ないし役割もないです。
回し方
このデッキは、手札・墓地に一定のモンスターが揃えば6ロンゴミ以上が確定するため、ドロソと未界域で展開しつつとにかくデッキを掘っていきます。
具体的には、手札・墓地に
シャーマンルミナス or サモナールミナス×3
戦士族ライトロード×2
がいる状態で場にセレーネが立てばロンゴミまで行けます。
※本当はもっとバリエーションや詳細な条件がありますが、重箱の隅なので省略します。
動きはこんな感じです。
動きとしては、セレーネによりシャーマン/サモナールミナスを蘇生し、彼らの名称ターン1の無い展開効果を用いつつゴシップシャドーの素材となるレベル3とロンゴミの素材となる戦士族2体を揃えていくのが基本になります。サモナールミナスのみが墓地に溜まっている場合はちょっとハンドコストがキツくなりますね。
最後にチュパカブラ使ってるのは、自身が捨てられた場合の効果で墓地のレベル3未界域を蘇生できれば、ロンゴミの素材数を7まで伸ばせるからです。シャーマンルミナスの墓地肥やしが必要ない場合は、サモナールミナスを使って未界域以外のハンドを捨て、確定でチュパカブラの効果を使えるようにする立ち回りも普通にアリです。
また、ウーサは展開が通った場合のほぼ唯一の負け筋である天獄+伏せのケアのために立てています。ウーサ+ロンゴミ以上に盤面を伸ばすこともできますが、そこはお好みで。ぶっちゃけウーサ+7素材ロンゴミでほぼ勝ち確なため、私は無駄ソリティアだと思っています。
最終盤面のウーサ+ロンゴミは、一見するとロンゴミの素材が切れるまで耐えられそうな気がしますが、実はこの状態で墓地に未蘇生のカオスルーラーとセイファートでサルベージできるレヴィオニアが眠っているため、火力は十分に足りています。万が一これらを墓穴の指名者等で除外されても、シラユキからリンク重ねればどうとでもなりますね。
さて、ライロンゴミの条件を揃えるための墓地肥やしの流れを見ていきます。まずは宇宙最強カードの隣の芝刈りが通るのが理想です。初手に来たらうららチェックしながら通していきましょう。通ったら基本は勝ちです。
また、ライトロードが誇るパワカである光の援軍もバンバン使っていきましょう。
ライロサーチを内包したミニカオスルーラーみたいなカードですが、コイツの強さはターン1が無い点とデッキトップ落としがコストな点です。
特に後者は重要で、最悪うららを打たれてもデッキトップ3枚分の墓地肥やしは通ります。というか、私の感覚としてはライロサーチよりデッキトップ落としの方がバリューが高いと感じるため、むしろここでうららを使わせたいです。11期視点でも割とヤバいことやってるカードですね。
ドロソ兼墓地肥やしのソーラーエクスチェンジは通れば強いカードではありますが、うららを打たれると1:2交換を許してしまうため、使うタイミングには注意が必要です。ただ、逆に考えればお相手のうららを誘える札でもあるため、芝刈りを握っている場合はこちらで釣ってあげましょう。
チキンレース、闇の誘惑、成金ゴブリンあたりはお馴染みの汎用ドロソです。デッキ圧縮とうららチェックに使います。
モンスターでは、セレーネからのロンゴミムーブに入る前に
・No.60 刻不知のデュガレス、
・ライトロード・セイント ミネルバ、
・混沌魔龍 カオス・ルーラー、
・ライトロード・ドミニオン キュリオス
等を主に使って墓地を肥やしていきます。
特に優先すべきはカオスルーラーです。凶悪な墓地肥やし効果を使いたいのはもちろんですが、返ってきたターンに墓地から蘇生して、ライフを取り切るための火力として使います。
デュガレスは主に2ドローの効果を使います。暗黒界未界域等の対面ではコイツが止めどころとされているため、割と止められやすい効果になります。どうしても通したい場合は使うタイミングに注意しましょう。
セイントミネルバは体感としてはこの中で一番バリューが低いのですが、エクシーズ体というだけでお相手の妨害を誘えますし、破壊された場合に墓地肥やしをする効果もあるので、バロネスやγを使わせたい時によく出しています。あと、舐めてるとたまに2〜3ドロー持ってきてくれたりします。可愛い。
ドミニオンキュリオスはデッキのカードを何でも墓地に落とせます。ロンゴミムーブに足りないものを落としてあげましょう。また、相手の効果でフィールドから離れると、墓地のカードを何でも1枚サルベージできるため、お相手がニビルを持っていそうだったらコイツをフィールドに残しながらわざとモンスターを並べてニビルを誘ったりします。
以上が墓地肥やしに使うメインのカードです。実際の展開例を動画であげておきます。ソロモードゆえ誘発ケアしていないのは見逃してください。
この動画はセレーネ以降の動きをカットしていますが、実はロンゴミが立つまで全く召喚権を使っていません。初手芝刈り通したのも大きいですが、そこまで上振れなくても割とよくあります。
また、見ていただければわかると思いますが、展開ルートが全て手札と墓地の落ち次第になるので、環境デッキによくあるような決まった止めどころがこのデッキには存在しません。お相手からすれば誘発の打ちどころが全くわからず、どこに打っても裏目が存在するため、誘発には強いデッキだと言えます。実は、最後の最後にゴシップシャドーをロンゴミに重ねるタイミングが唯一の絶対的な止めどころだったりしますが、そこまで誘発を温存しているお相手はそういません。まあでも、そこを止められたら人生終わるのは確かなので、シノビネクロかゾンキャリでも入れてバロネス立てられるようにした方がいい気がしています。
また、誘発の中でも増Gだけは絶対に刺さるのですが、むしろこれは打たれたらチャンスです。このデッキは増Gを使われた場合、積極的にライブラリアウトを狙っていきます。この場合展開の方向性が少し変わってきて、ロンゴミを目指すのではなく、お相手が引き込んでくる誘発をかわしながらSSを重ねていくことを目指します。例えば、本来なら最後の最後に立てるゴシップシャドーやアポロウーサも序盤の展開補助のために最初からバンバン使っていきますし、泡影やγの目を無くすために、適当なタイミングでニビルを使ってもらうようなプレイングを心がけます。ロンギヌスが増える前は、この増Gデッキデスがかなり有力な勝ち筋でした。
実際のランクマで撮ったリプレイを一つ上げておきます。こちらはうらら、ニビル、γを貫通した6素材ロンゴミ成立+増Gデッキデスになります。使い始めの頃なのでプレイングにかなり甘い箇所がありますがご容赦ください。
さて、以上が芝刈りライロンゴミデッキの紹介になります。そこそこ値段は張りますがこれ以上に回していて楽しいデッキもそうないので、気になった方はぜひ作ってみてください。
ただ、フレンド戦で使用するのはお勧めしません。クソ長ソリティアした挙句最終盤面に7ロンゴミ立てるとか犯罪行為もいいとこなので。
(追記)
2022年8月23日に発表されたMDの新リミットレギュレーションでゴシップシャドーが死んだので、ロンゴミしか勝ち筋を入れてないこのデッキもオワオワリです。
ウーササベージ超雷バロネスドラバスみたいな盤面を作ることも可能なんですが、手札消費が激しい、バックに妨害を構えられない、安定しない等の理由から普通のデッキでハリラドンした方が強いです。メタスペも広くなって誘発や汎用札も入りますし。
ロンゴミの強さだけがこのデッキを唯一無二のものにしていたのです……。