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『天皇賞・春』上位人気馬分析

こんばんわ。シャルルです。

既に粗方の予想は固まりつつありますが、ここは冷静に、3番人気以内の上位人気馬を分析しつつ、オッズ10倍未満の人気馬たちにも触れて、考えをまとめていきましょう。

では、本題に入ります。
今日の記事は今週末行われる『天皇賞・春』の上位人気馬分析となります。
現段階予想で用いた全成績・舞台成績・距離成績・近走成績に加えて、データと前走内容を踏まえて上位人気馬の分析を行います。
ここで定義する上位人気馬は、想定(前日)3番人気以内の単勝オッズが1桁台の馬とします。
なので、3番人気10倍超の馬や4番人気8倍の馬などは分析の対象外とします。

ということで、『天皇賞・春』上位人気馬分析、参りましょう。

『天皇賞・春』上位人気馬分析

人気・単勝オッズはnetkeiba様にて、4月27日14時に公開されているものを使用しています。

想定(前日)1番人気 タイトルホルダー 2.3

前走は日経賞で1.3秒差の大楽勝。
現段階予想ではほぼ確定で買うといっていまして、今もその気持ちは変わりませんが、結構不安材料もある印象。
先に好材料から。
昨年の阪神開催の天皇賞春を勝利しており、一昨年の菊花賞馬。ここ8年連続で菊花賞連対馬が勝利しており、過去10年で見れば13.14年を連覇したフェノーメノを除いて8勝を挙げている条件で、一昨年菊花賞を勝利しているこの馬はこの条件をクリアしている。
また、今回は京都に舞台が戻るわけだが、2年半ぶりに開催され開幕2週目となると、さすがに前残りの馬場状態であると考えられ、非常に強力な逃げ馬であるこの馬を止めるのはかなり難しいと思う。
加えて枠順も絶好枠に入り内目の2枠3番。
ますます逃げやすい環境が整い、正しく勝ってくださいと言わんばかりの枠。
不安材料だが、阪神開催の昨年、一昨年を除いた8年で見たときに、キングカメハメハ系の馬は馬券になっておらず相性が悪いレースで、この馬はドゥラメンテ産駒でキングカメハメハの血統。
また、前走についても確かに強かったが、着差ほど評価できるものではない印象で、日経賞当日の芝レースは4戦あったが、そのすべてで逃げた馬が逃げ切り勝ちと特殊な馬場状態で、この日経賞は馬場にかなり恵まれた印象を受ける。
天候から外差しは決まりにくく、中山競馬場の性質としてうちが乾きやすいため、逃げて楽々進めたこの馬が勝つのは自然であり、そこまで評価できない。
そして、不良馬場で楽に逃げたとはいえ、まともにレースしているあたり多少ダメージや疲れが残っている可能性も十分に考えられる。
また、タイトルホルダーの逃げはレース中盤からペースを落として脚を溜めて突き放していく形であり、過去の天皇賞春では1週目の3.4コーナーの下り坂は全体的にペースを落としていき、2週目の3.4コーナー下り坂で仕掛けるロングスパートとなっており、今年もその形になると想定すると、タイトルホルダー特有のペースを全員がやるような形になるため、特別展開が向くわけではなく、強いだろうが京都よりも阪神のほうがいい印象。
それを差し引いてなお、絶好枠で前有利と予想したら外せないかなと、個人的には思うところ。

まとめ
+:菊花賞連対実績、馬場状態、枠順
ー:前走内容△、疲労の可能性、展開、血統

想定(前日)2番人気 ジャスティンパレス 4.9

前走は阪神大賞典で0.3秒差の1着。
まずは好材料から。
最初に触れたいのは1枠1番という枠。
この馬の脚質自体は先行策で中団前目が多い印象だが、ルメール騎手騎乗時のこれまで3回はすべて番手か3番手で前目での競馬となっていることから今回も比較的前目につけると予想。
そうするとこの枠は絶好の枠で、すんなりとイン前目を取れそうで展開が向きそう。
また、データ的にも阪神大賞典勝ち馬は好成績で2-2-2-3と複勝率66.7%で半分以上馬券に絡んでおり、好相性。
不安材料は、ハイペースのレースは微妙かなという印象がある部分で、菊花賞は阪神レコードのハイペースレースだったが、勝ち馬のアスクビクターモアこそ2-2-2-1という位置取りで勝っているが、それ以外の上位勢は差し馬でこの馬の差しに回っていた。
前目につけた有馬記念もハイペースのレースで前半3Fが30.0、後半3Fが35.9とタイトルホルダーが前半早いペースで逃げる早めのペースだった中で、先行して撃沈する形で、早めのペースで先行するのは少し微妙な印象を受ける。
不安材料は結構深刻な印象を受けるが、枠順もよく、騎手もルメール騎手で過去10年で見れば蛯名騎手を除くと武豊騎手と並んで複勝率37.5%でトップで、心強いところ。

まとめ
+:枠順、鞍上、データ
ー:前走ペース

想定(前日)3番人気 ボルドグフーシュ 5.6

前走は阪神大賞典で0.3秒差2着。
最初に個人的な印象から話させてもらう。
この馬の持ち味は末脚とその持続力であり、中京の1勝クラスから前々走まで後方からの競馬で末脚を活かす形で好成績を残してきている中で、前走は前有利という読みで前目につけて行く競馬をして2着。
着順で見れば十分好成績だが、直線で抜け出したものの、いまいち爆発しきらずにジャスティンパレスに捉え着られる形となっており、持ち味を活かせていなかった印象で、実際数字的にもこれまで上がり最速を出していたのに、前走は上がり3位だった。
よってこの馬の持ち味はしっかりと脚を溜めてから万全に発揮される末脚とその持続力であると考えて良さそう。
そこを踏まえて好材料は、枠順。
外目の枠はデータ上不利ではあるが、先行していくよりも後方で脚を溜めてロングスパートの方が持ち味を活かせるため、内目で控えるよりも外目の枠で楽に外に持ち出せる方が良さそう。
不安材料は馬場状態。
当日は雨で、水捌けの良さはすごいらしいがどこまで崩れるか…それでもうちの方乾きやすいはずで外に回して差すのは馬場的に向かなそうな印象。
また、川田騎手は長距離苦手な印象は残り、天皇賞春では15回騎乗してすべて馬券外と複勝すらないのも気になる部分。

まとめ
+:枠順、ロングスパート◎
ー:馬場、騎手

オッズ10倍未満の人気馬

想定4番人気 アスクビクターモア 9.5
前走は日経賞で2.6秒差の9着。
大敗しているものの、前走は今回に向けた前哨レースであり、不良馬場で出遅れた時点で勝負しなかっただけで度外視できる内容。
レースにまともに参加していない分、不良馬場でもダメージはそこまでないでしょう。
好材料はいくつかある
まず、菊花賞馬という点で、過去10年で菊花賞馬が7勝しており、前年菊花賞馬で4歳時の出走で絞ると3-0-1-1と好成績で唯一の馬券外はゴールドシップで5着のみ。
他にも、京都競馬場はディープ産駒の庭と言えるほどディープ産駒が強い。とはいえ、ディープ産駒が天皇賞春で、目立った成績ではないのも事実ではあるが、前半の産駒は中距離での活躍が目立ち、晩年の産駒は長い距離への対応もできるようになり、2019年からディープインパクト産駒が活躍するようになっている。
この点はジャスティンパレスなど他にもディープ産駒はいるのだが、タイトルホルダーよりも血統的には良いと言える。
乗り替わりも好材料と言って良さそうで、横山武史騎手は一昨年にタイトルホルダーで菊花賞を制しており、タイトルホルダーのことをよく知る騎手、枠順も外目からタイトルホルダーをマークできる絶好枠で、なおのことこの乗り替わりは良いと言える。
不安材料は馬場への適性で、当日は雨予報。
新京都競馬場は中山競馬場よりも排水技術が盛り込まれていて水はけはすごくいいらしいので、そこに期待したい部分ではあるが、渋った馬場は前走の感じから苦手そう。

まとめ
+:菊花賞馬、血統、鞍上、舞台
ー:馬場

まとめ

上位人気馬3頭と10倍未満の人気馬を分析していきました。
あくまでも個人の考えという点には留意してもらいたいところ。
個人的には、どの馬も魅力的な部分と不安な部分も合わせていますが、特に目立ってこの馬は消しという馬はいない印象。
基本的には分析を行なった4頭で決まるかなと思っています…

他にも気になっている馬もいるので、最終予想で決めていきましょう。分析を踏まえてはアスクとタイホは確定でいいでしょうという感じですね。

今日の予想はここまでになります。
個人の考えではありますが、予想の参考になれば幸いです。
レース前日夜に公開予定の最終予想もよろしくお願いします。

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