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玉手箱あけたら○BA?

今回は自虐的な話から。

この一年ですっかり老け込みました。見た目も心も。
まず、白髪が増えた気がします。
それとシミも目立ってきたみたい。

正直これまで、外見をあまり気にすることがありませんでした。
肌が浅黒くてくすんでいると指摘されたら「自称冒険家」を名乗ればいいやと思っていたくらい。

(アウトドア・自転車中心の生活を手放したせいで培われた外見に違和感を覚える、という事なのかもしれませんが、今はその話は置いておきます)

おそらくあのまま介護の仕事を続けていたら、こういった自身の変化には気付かずにいたでしょう。
そう、介護の仕事に矛盾を感じることなく、稼いだお金で大好きな自転車遠征を繰り返している限りは、身体も心も若いままでいられるものだと信じて。

自転車に興じた日々は、私にとっては「時間を止める魔法」でした。或いは「竜宮城での日々」と言ってもいいかもしれません。


就活を通じて知らされた自分の年代への評価

しかし収入のためと甘んじて耐えてきた職場も、ストレスで続けられなくなりました。

そして去年の秋口からの就活で、自分の年齢が世間からどう思われているかをイヤでも思い知る羽目に。

介護士歴23年がキャリアと認められない上に、Wordなどの資格を取ったのに何処も応募するなり瞬殺でお祈りメールか、酷い所は返信すらなし。

お年寄りを大事にしてきて、自分が年を取ったら足蹴にされるとは、いったいどういう世の中だ?!と理不尽を衝いたところでそれが就職市場の真の姿。

そうか。世間は私を○BAって見てたんだ…

そう自覚した途端、身も心も一気に年を取りました。立ちどころに、玉手箱を開けちゃった浦島花子と化したのです。

…そういえば、デスクで1日ライティングするようになってから腰痛が増えたような。介護士時代はここまでじゃなかった。それに、左肩も挙がらなくなっているし。

ただ体の鈍りに関しては、ガテン系(物流)に週3ペースでの再就職をしてからかなり解消されましたが。

〇BAになってよかったこと

一方で、実年齢というより見かけが年寄りになったことで、よかったと感じている点もあります。

いちばんのメリットは、若い頃のように自意識過剰にならなくて済むこと。

だって何処からどう見たって50代以上、特に肌年齢はもっと行っているのは彰か(笑)
ならお金と労力を掛けて若造るより、おばちゃん然と居直っている方が楽だし得だよね?と思ってしまう訳です。

それの何が良いかというと、人に親切にしたりおせっかいを焼いたりすることに抵抗がなくなるんです。

若いうちって、「出過ぎたマネをしたくない」「恥をかきたくない」っていうのが多いじゃないですか。
自他ともに認める年寄りになるとそんな感情から解放されて、ずっと自由に振舞えるようになります。

私の中では、ずっと仕事で高齢者を見て抱いていた「なりたいおばあちゃん像」に、やっと一歩近づけた感じです。

尤も自然に生まれる親切心って、性格や考え方にルーツがあって、年齢ではないのかもしれません。若くて感性の豊かな人ならばもっと早くに気付くものなのでしょう。

でもどちらかというと頭の固い、悪い意味での「昭和の男」みたいな私が目覚めるためには、失業くらいのショック療法が必要だったということで、ここは理解して置きます(^^;


望ましいエイジングに関しては、本当はもっと読書からのインプット→アウトプットが必要なのでしょうね。
追々それもやっていくつもりです。

今回は、自分自身の雑感として、気付きとしての投稿にしておきます。

(下手したら一生気付きだったりして?!
100歳まで居直っていたらごめんなさい 笑)


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