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murmur

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A

まいにち、電波を通して彼の心に触れたくなる。
それは重くもあり、優しくもあり、ぎしぎしときしむ彼の骨の音がきこえてくるほどでもあり、それをどこか心地よいと感じている彼自身のことも、知っている。
ずっと一緒にいたい、と、そんな魔法の言葉を吐くくらい、かるくてやすいものでもある。