【足元探索】-71- 創造性の「足元」
1. 「創造性を身につけるためにはどうしたらいいですか?」と問われて、
緒方 壽人 (おがた ひさと) さん。
引用 1 < 世界に変えられてしまわないために
緒方 壽人 (Takram)
「自分には世界はこう見えているんだけど…」「世界はこうあるべきだと思うんだけど…」「なんで世界はこうなってないんだろう…」、そんな弱いシグナルを見過すごさず、安易に自分の内的モデルを修正してしまうことなく、それをやる価値があると信じて、「つくる」ことで世界に向けて問いかけてみることを諦めないこと。それこそがクリエイティビティだと思うのだ。
引用 2 < あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。それは世界を変えるためではなく、世界によって自分が変えられないようにするためである。(マハトマ・ガンジーの言葉より)
引用 3 < 「変わりたいけど変えられたくないTakramの人たち」
2. ご紹介はミルキク先生。 この記事中に緒方 壽人 (おがた ひさと) さん。
引用 < 「予測する脳」
考えないですむために考える
「予測する脳」の理論は、認知神経科学の分野では「予測的符号化理論(Predictive Coding Theory)」と呼ばれている。予測誤差を埋めること、すなわち考えることはエネルギーを必要とするので、脳は、認知におけるさまざまなレベルで検出される予測誤差をなるべく最小化することで環世界を構築し、それを維持しようとする。 この予測誤差の和は「自由エネルギー(Free Energy)」と呼ばれ、自由エネルギーを最小化することが脳の唯一の原理であるとする「自由エネルギー原理(Free Energy Principle)」は、認知神経科学や脳科学、人工知能の分野などでも近年注目を集めている。
フランスの哲学者ジル・ドゥルーズが「人は考えないですむために考える」と言った
ジル・ドゥルーズ(Gilles Deleuze, 1925年1月18日 - 1995年11月4日)
2-2. 引用 < 國分 功一郎
私たちがこれまで決して知ることのなかった「中動態の世界」
※ 本のタイトルがスゴイ!
引用 < たとえば古典ギリシア語を勉強する時には、中動態の活用を学びます。受動というのは中動態がもつ意味の一つに過ぎませんでした。
バンヴェニストは多くの言語がこの対立を知らないし、そもそも、英語やフランス語などの印欧語の歴史においても、この対立は比較的最近現れたものなのだと強調しています。というのも、既に述べたように、かつて言語の中にあったのは、能動態と受動態の対立ではなくて、能動態と中動態の対立だったからです。
2-3. またもや、領域横断的緒方 壽人さん。
引用 < そもそも人間は「枠(フレーム)」がないと身動きが取れなくなってしまう生き物なのである。そうではなく、枠の中の境界線に目を向けてみること、AとA以外を分けているものは何かを考えてみることで境界線を揺さぶり引き直してみることが新しい視点や発想に繋がるのではないだろうか?「寛容と不寛容」や「自立と依存」など、このnoteでもなるべくそのことを意識してきた。
「わかる」ことは枠をつくることであり、「つくる」ことは枠を外すことではなく枠の中を分け直すこと、なのかもしれない。
3. ご推薦はノートかもしれない創造的な人。
中島聡 「シンギュラリティ・ソサエティ」
4. これも、ご推薦はノートかもしれない創造的な人たち。
5. この程度でも記事として固めておかないと、出所が分からなくなるのは困る気がするので。後は編集で訂正できるしね。
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