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新しい病院へ

診断から一か月くらいしたある日。

朝起きたら、はながものすごい下痢におそわれていた。トイレにも行くことも出来なかったようで、ひどい状態でペットベットの隅っこでじっとしたままだった。

どうしよう。。。

何かが破裂したみたいに、急激な症状に襲われるはなを涙目で見つめながら途方に暮れます。


実はホメオパシーを受けた時に、

「動物のホメオパシーをやってる人、ご存知ないですか?」

と聞いた時に、一人の名前をうかがっていた。

偶然、自分でも調べていた人の名前だったので認識はしてたのですが、前述した通り、自分が受けて「?」となっていたのでいまいち行くのをためらっていました。

けどもう、目の前のはなの状態をなんとかする方法がほんの少しでもあるなら助けて欲しい。そんな気持ちで、その新しい病院に電話をかけました。

症状を伝えるとすぐに来てくださいと言われたので、はなを連れて車で40分のその病院に向かいます。

が、最初どうしても場所がわからず。

住宅地の奥まった場所なのですが、しばらく入口がわからずグルグルすることに。そんな状況がまた気持ちに追い打ちをかけてきて、車の中でおいおい泣いてしまいました。

ようやっとたどり着いた病院。すでに半泣き。

思えば、そんな患者が来たらびっくりしますよね(笑)。


状態を話していたので、すぐに紹介された院長先生が来てくれます。優しそうな年配の女性です。

「とにかく検査をしてみましょう。下痢で脱水してると思うから、まずは体調を整えるお注射と、いくつかお薬を出しましょうね。」

そういって、すぐに用意された注射が打たれました。今までと違って、何かしてもらえるだけでもホッとします。

「いろんな問題があると思うけど、一つ一つ、方法を考えながらいきましょう。」

今までと違い、こちらが悲観的にならないように話してくれる先生に対して、ほんとにありがい気持ちになりました。


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が。

お会計になり、窓口へ行くと、

「今日は検査料もありますので7万円になります。」

と言われて、サ~~~~っと血の気が引きました。


たぶん、そこもまた。病気の子を抱える飼い主さんの悩みですよね。治療費。

ワタシはこの時、「一週間後にまた来るように。」と言われ、正直悩みました。この調子で、いったいいくらかかるんだろうって。

先生の対応から、ボラれてるという考えは浮かばなかったのですが、心配なのは、途中で続けられなくなること。自分の収入も、この時はほんとに少なかったのでどうしたもんかと。

悩みに悩んだのですが、この時点で、はなはもう持って半年と予想がついてる。だったらやっぱりギリギリまで、最期の最期まで出来ることはやってみよう。なんとか、なんとか半年ならやれるんじゃないかって。

目標なのは、最期まで食べること。これに尽きる、と。


そう腹をくくることにしたワタシでした。



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