ワタシのせい
人は何かが起こると、つい何に原因があるのかを考えるもの。
ワタシがすぐに思ったのは、
「これはワタシのせいだ。」
という考え。
実は、はなが来る3年前に、母親を乳ガンで亡くし、1年前には父も脳梗塞で亡くしていたワタシ。
まさか飼い猫までガンになるなんて、ワタシが呪われてるんじゃないだろうかと本気で考えるほどでした。
自分自身もその数年、人生で一番耐え難い人間関係の体験をして、精神がボロボロになったりもしたので、どうして自分ばかりが!という怒りにも似た気持ちを持ったほど。
けどその反面。
あぁ~、里子に出さなくて良かったなぁ、とも思います。
もし、里親サイトで引き取った子がこんな大変な病気になったとしたら、そんな大変なこと、人に押し付けるところだったなぁ。うちに置いといてよかったかもなぁ。。。
考える方向も、毎日右往左往していました(笑)。
もうステロイド治療もやめたはなは、ほとんど食事も取れず、誰かが近寄っただけで唸り声をあげ、あれだけ仲の良かっただいすけとも一緒にいれません。
とにかくネットで情報を集めだしました。
前述したように、扁平上皮癌と調べると、ものすごい大変な状況の子の写真が出たりしてめまいを起こしそうになりました。
中には手術をする子もいたようですが、予後の写真が、これまたすごいことになってて。
その後の人生は、もう口から食事が出来ないだろう、という感じで。。。
余命半年。
それは甘んじて受け入れるしか、ないかもな。
長く生きることに意味はない、とワタシ自身が人生観として思っていたので、そこはもう、諦めます。辛い治療なんかさせたくないし。
では、ワタシははなに、どうしてあげたいか。どうして欲しいか。
そう考えた時、
「最後まで、ちゃんと食べて欲しい。」
この一点に尽きるな、って気づきました。
なるべく苦しまず、どうにかご飯を食べてくれれば。それだけでいいや。
ワタシは、猫の癌治療を行ってる動物病院と、なんとかはなが食べてくれそうなフードを探す旅にまずは出てみることにしました。
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猫は、実はなんでも聞いていてわかってるから、病気の子の前で泣いたりしちゃダメなんだよ。
という人も多いにいると思います。
ワタシも、その節は間違ってないと思います。奴らはなんでもお見通しなんだろなぁって。
が、ワタシはほんとにダメな飼い主なので、怒りもするし泣きもしました。
病気のはなに、逆に心配にさせただろうなぁとも思います。
けど。弱い人間なのでしょうがないよね。
泣きたいときは、泣くしかないし。
きっとはなは、神様のお使いさんだから『しょうがないカイヌシだなぁ。』と思って許してくれてたと思ってます。
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