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「好きなことを書いてみましょう」ができない

note をはじめ、いまや界隈には気軽にテキストを発信できる仕組みが山程あります。そして、それらの仕組みを利用して何かを発信することの重要性を説く書籍や記事も、それこそごまんとあります

その書籍や記事の中に、「誰でもできるWebライター」といったタイトルで、副業にはWebライターがおすすめ!と述べているものがあります。かくいう私も、現在の仕事を続けるのにすこし不満と不安と自信喪失が出てきましたので、こういった「手軽な」副業には興味があり、いくつかのKindle本を購読してみました。

それらの本はだいたいこう言っていました。「なんでも良いので、好きなことを書いてみましょう。自分の興味のあること、好きなことを・・・」

さて、私は何が好きなのでしょう。何に興味があるのでしょう。今の仕事(のみならず業界そのもの)への興味がなくなってきて、でも日々の作業に追われていて、さらにはもうすぐ5歳になる子供もいて家事にも追われているうちに趣味と思っていたものが無くなってしまいました。

それでも(まさに今)何か書こうかと思ってPCに向かい note のトップページを開くわけですが、note のトップページに表示される「おすすめ」の記事一覧を眺めると、「自分にはとてもこんなもの書けるわけがない」と思ってしまうのです。おすすめに表示される記事のタイトルからして、「~~が書籍になりました!」とか「~~を改善したお話」とか「どこかのスゴイ会社に入社して感じたこと」とか、やっぱり自分では書けそうにない内容のものが並んでいるわけです。そんなものを目の当たりにした上で、それでもこうしてタイピングしている自分はなんと図々しいのだろうと、自分で感じてしまうわけですが、そうしたものを見ながら、それでも頻繁にものを書いている人たちは本当にスゴイなと思います。そして、そういう人たちが何かしらで頭角を表すのでしょう。

少し話がずれてしまったような気がしますが、自分の好きなもの、興味があることは一体どうしたら知ることができるのでしょうか。好きなことが無いと思っている人間に。もちろん、Webライターの本以外にも「自分のやりたいことを見つける」ための本にもあたってみました。が、結局のところ「自分との対話が上手」な人が、こうした書籍だけで自分の好きなことやりたいことを見つけられるのかなと思ってしまいます。少なくとも私にはまだできていません。

こうした投稿と一体誰が読むのだろうと感じながら書いてきましたが、ずっと感じていることだったので記録として書きました。特に学びを提供する投稿ではありませんが、読んでくださった方、ありがとうございました。

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