ツワブキが咲かない
うちの庭のツワブキは花が咲きません。
ツワブキはとても強くて、どこででも花が咲くと聞くのですが、咲かない時にはどうしたらいいかについては、いい情報が見つかりません。
このツワブキ、もとは実家の庭にあったものです。
陽当たりがよくて、他の花はきれいに咲いている庭なのに、
「このツワブキは咲かないのよねー」
と母がこぼすので、
「じゃあ、うちの庭に移してみようか」
ということで、我が家にやってきました。
が、何年経っても咲かず、観葉植物と化しています。
逆のこともありました。
実家のガクアジサイが抜かれていたので、どうしたの?と母に聞いたら
「場所をとるし、色もあまりきれいじゃないし、もう抜いちゃおうと思って」
じゃあうちでもらうよ、となりました。
ところが何年かして、実家ほど広くなく、陽当たりもよくない庭の中で威勢よく咲くガクアジサイが、新鮮に見えたのでしょうか。
「きれいねえ、これ茶花になるのよね」
と褒めるので、株分けした鉢を差し出して、いる?と聞いてみたら、二つ返事で持ち帰りました。実家の庭の結構いい場所に陣取っています。
よかったね。里帰りできて。
ツワブキも里帰りしたいかしら。
おまけ1
うちの庭は、水仙もなかなか花を咲かせてくれません。
「水仙の球根いらない?」
「いやあ、うちにも水仙あるんですよ。うちの庭では全然、花咲かないんですけど」
「水仙が咲かない庭?そんなのあるの?どこででも咲くでしょ」
ツワブキといい、水仙といい、どこででも咲く花が咲かない庭。
育て方に、根本的な問題があるのかもしれません。。。
おまけ2
ツワブキ、なんだか古風な名前だな、と気になって調べました。
艶葉蕗(つやはぶき)、厚葉蕗(あつはぶき)などからが転じた。
漢字の石蕗は、海岸近くの岩や石の間で自生するから津葉蕗(津は水に関係する漢字ですし)。
諸説があるようです。
でもなんだか、ツワブキの姿かたちを思い出しても名前の由来がしっくりせず、あれこれ調べているうちに、英語名にいきつきました。
全然古風ではないけれど、結構ぴったりかも!
「丸くて光沢のある葉から「トラクタープラント」と呼ばれるようになりました」
トラクターのシートはよく知りませんが、乗り物のシートのピカピカした感じ、ツワブキの葉に似ていると思いませんか?
さらに同じサイトにはこんな文章も。
「'Aureomaculata’は、深緑で光沢のある葉に鮮やかな黄色の斑点があることで知られ、そのためleopard plant(豹の植物)と呼ばれています。」
Aureo=黄金の
maculata=斑点のある
黄色い斑入りの品種のことを指しているのだと思います。
それにしても豹とは…確かに野性味があるかも。
古風なイメージのツワブキが、なんだか急にグローバルに見えてきました。
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