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ウラジロ

ちょっと季節はずれの話題ですが、正月飾りに使われるウラジロ。

葉の裏が白いからウラジロと呼ぶ、と子供の頃に母から教わりました。
シダのことをウラジロと呼ぶのかと思っていましたが、そうではなく、葉の裏が白い特定のシダの仲間を指すそうです。
穂長とも呼ばれ、長く伸びた茎の先端から毎年2枚の葉をつけます。

夫婦共白髪になるまでそろって長生きしますように。

羽片が向き合って並ぶように、夫婦が仲良く過ごせますように。

ウラジロの葉がしだれるように、齢垂る(しだる)ように、長生きしますように。

常緑であることから、子孫が末永く反映しますように。

そして

潔白な心。

心という言葉は「裏」と語源が同じで、古くはうらと読み「表に見えないもの」という意味があるそうです。

裏を出そうか、表を出そか、おしめ飾りは、裏を出せ

という都都逸があるそうですが、正月のしめ飾りに、ウラジロの表を出すか裏をだすかは地方によって違うそうです。
裏が主役になることもあるんですね!

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