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ヤブミョウガの実が、色づきはじめました
2週間ほど前には淡い緑色だった、林試の森公園のヤブミョウガの実が、色づきはじめていました。
瑠璃色の実のイメージを持っていましたが…
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どうやらその前に、茶色くなるようなのです。
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茶色から瑠璃色へ。薄青の実も混ざっています。
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ヤブミョウガは、一斉に開花し、一斉に実が色づくわけではなさそうで、どの株を見ても、ばらばらのタイミングで花が咲いて結実していました。
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この小さな流れに沿って、ヤブミョウガが咲いています。
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陽当たりの良いところは、花が終わり、実も碧く色づいています。
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日陰では、花もまだ咲いていて、いろんな色の実が見られます。
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花も実も一緒にみることができる様子や、実が碧くなる前に茶色くなるのがなんとなく不思議な気がして、調べてみました。
ヤブミョウガは、かなり面白い植物のようです。
まず、開花と結実のタイミングについて。
ヤブミョウガの花は長い花茎の上部に,輪生状に数段つくが,一斉に開花することはない。花茎に近い部分から,開花時期を少しずつずらすように,順番に咲いていく。花が終わると乳白色の実がなり,実の色は徐々に薄緑色→薄茶色→褐色→藍色→紺色と変化,光沢を増していく。開花時期が少しずつずれる結果,8月中旬頃になると,開花から結実して紺色に変化する過程が,一目で見ることができるから面白い。
開花も結実もバラバラ、という私の印象は、どうやら間違ってい
なかったようです。
続いて、実について。
熟した果実をつぶすと...
ヤブミョウガの果実は球形で青黒く熟し、潰すとぶちゅっと汁とともにタネが飛び出そうな雰囲気があります。 しかし実際には果肉はなく、果汁も出てきません。中には多数の「多面体状のタネ」が、まるで立体パズルのように複雑に組み合わされて、球の形になっています。 そしてタネの外側には薄い 果皮があるだけです。そのため果実を指でつぶすと、パサパサと砕けるように割れていきます。
だいぶ前に、実をつぶしたら、カサカサだった覚えはありました。でも、たまたま古い実に当たったのかと思っていました。もともとジューシーな実ではないんですね。
そして実の色について。
薄緑から茶色に、その後、急速に碧くなり、最後は水色になるのだそうです。ヤブミョウガの実の色については、まだ明確ではないものの、同属の植物の実が構造色を持つことから、ヤブミョウガもそうではないかと言われているようです。
アフリカ産のヤブミョウガ属の種であるポリア・コンデンサタPollia condensataは、金属光沢のある美しい青色の果実を着ける種として有名で、その青色は色素由来では無く、果実表面の構造によって作られる色、構造色であることがわかっている。
同属の植物、ポリア・コンデンサタの画像をサイトで見ましたが、金属のような、とても美しい光沢でした。
いろんな意味で、思い込みを裏切ってくれたヤブミョウガ。
次は、実が水色になったところが見たいです。
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