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謎の木に花が!

庭のど真ん中に生えてきた木。
白州の土から芽吹いたのではないかと思います。

山吹県の白州は、天然水でも知られる水に恵まれた土地で、植生も豊かです。遊びに行くたびに、植物に詳しい知り合いに案内してもらっては、自生するコアジサイやサンショウの幼木をいただいてきました。
そして、それらの植物たちと一緒にやってきた土からは、様々な植物が生えてきます。

ギボウシが生えて来た時は、オオバコがこんなところに、と勘違いして抜いてしまいました。幸い根が残っていたらしく、気がついたら立派な株に成長していて、君はギボウシだったんだね!となりました。
ショウジョウバカマが生えて来た時は、嬉しくて大事にしていたのですが、大事にしすぎたのか一年で消えてしまいました。野山の花ですもんね‥。
ある時は、似たような木が何本もニョキニョキ生えて来ました。白州で見かけたメダラによく似ていたので喜んだのも束の間、成長した姿は全部ヌルデでした。
なぜか地域猫にかなりの頻度でひっくり返されたりかき回されたりするプランターがあり、ずっと不思議だったのですが、そのプランターに入っていた土の近くにマタタビが生えていたことが後日判明。土にマタタビの枯れ枝が混ざっていたにではないかと想像しています。

そんなこんなで、この木もどんな木になるのか、かなり長い間見守って(放置して)きたわけです。

柳をひと回り大きくしたような細長い葉で、成長するに従い、細い枝がビュンビュン伸びて来て、しかも枝垂れはじめました。そうなると、少々場所ふさぎなので、邪魔な枝を切りおとしたりもしてきました。
葉と枝ぶりから、こいつは柳の仲間なんだろう、大きくなりすぎるとちょっと困るなと思いながら。
(葉が出てきたら後日写真をアップしますね。)

さて、我が家の庭の向こうには、長い間、古屋が立っていました。
そのため我が家の陽当たりも悪かったのですが、最近取り壊されて駐車場になりました。
陽当たり抜群、見晴らし良好!

ところが遮蔽物がなくなったため、そばを横切る遊歩道から我が家の庭が丸見えになりました。これはいかんと、例の木を目隠しに使うべく、剪定をやめて一年半ほど経過して今にいたります。

冬には葉を落とす木なので、早く芽吹いてくれないかな、と先日2階のベランダから庭を見下ろしたら、

ん?なんか若芽が丸いぞ?
しかもだんだん白くなっていく。
え??ひょっとして花が咲くの?
君は柳じゃなかったの?

そしてとうとう花が咲きました!

一緒に写っている葉は別の植物です。葉はまだほとんど出てきていません。
雨の日のショット。
樹皮は桜に似ているような。

剪定をやめたからか、陽当たりが良くなったからかわかりませんが、ともあれ、いきなり沢山の蕾をつけた謎の木。まもなく満開となります。

さんざん調べて、正体がいまだにわからない、この木の正体がわかる方がいたら、教えてください!

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