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冬のケヤキ

近所の公園に、大きなケヤキが何本も植えられています。
そこで毎週末、太極拳のお稽古に参加していて、ケヤキの葉の色が変わり、落ちていく様子を見ることができました。

下の2枚は、12月初め、同じ日に撮った写真です。
東西で、随分紅葉の様子が違いました。

西側
東側

この日の午後は雨の予報が出ていたので、落葉集めに出直すと、
公園を散歩している女性から、話しかけられました。

「何をしてるんですか?」
「腐葉土を作るんです。雨が降る前にと思って」
「へえ、落葉もゴミにならないのね」

この公園には時々落葉を集めに行くのですが、物珍しいのか、かなりの確率で話しかけられます。
落葉掃除をしている方たちと遭遇し、

「これも持ってきなよ」

と、袋詰めされた落葉を渡されたこともありました。

「全部持ってっていいよ」

いやいやそんなに持てないです、と言いつつ結局2袋いただきました。
軽いですが、45リットルのゴミ袋にパンパンに入っているので、とにかく大きい!
サンタさんが袋をいくつも担いでいるような姿になってしまいました。

周囲の視線を感じながら、ようやく家までたどり着いたら、今度はおとなりの方から

「何ですか?それ」

と聞かれました‥。
きれいに乾いた落葉がたくさん落ちていたら、拾いたいと思わないかな‥。

持ち帰った落葉は、少しずつ庭土に漉き込んでいます。
土に還るのがとても早いです。


年明け、生垣探し※に出かけたら、すっかり葉を落としたケヤキに遭遇しました。

ケヤキの樹皮が剥がれるのは、木が大きくなってからだそうです。

冬欅五十年とは短きか                関塚康夫

葉を落としたケヤキの大木の姿からは、木が過ごしてきた歳月と若々しさの両方が伝わってきました。
冬の勇姿を愛でつつ、春の芽吹きも待ち遠しいです。


※同じ日の生垣探しは、こちらの記事に書かせていただきました。


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