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ハゴロモルコウソウが咲いていました

午前中に出かけたら、赤い色が目をひく小さな花が咲いていました。

ハゴロモルコウソウ

ハゴロモルコウソウ。モミジルコウソウとも呼ばれます。
中南米原産の、ルコウソウマルバルコウソウをかけあわせてアメリカで作られた園芸交雑種です。
種子で増やすことが多いですが、作出された当初は種子ができず、種子を作るものができるまで、10年以上かかったそうです。

ハゴロモルコウソウ、ルコウソウ、マルバルコウソウ。
この3つは、主に葉の形から区別することができます。

まずハゴロモルコウソウ
深く切れ込んだ葉の形。
花は円に近い五角形で、赤色です。

ハゴロモルコウソウの葉

ルコウソウは、葉が糸のように細く、レースのように見えます。
漢字で書くと「縷紅草」。
「縷」という漢字には糸、あるいは糸状のものという意味があり葉の形をさしています。
ルコウソウの名は、葉の形と花色からつけられました。
花は星の形をしており、赤他にピンク、白もあります。
園芸植物として栽培され、緑のカーテンにも使われます。

ルコウソウ

マルバルコウソウの葉は、ハート型をしています。
もとは観賞用として持ち込まれましたが、今では野生化したものが多く見られ、栽培されることはほとんどないようです。花の形は、ハゴロモルコウソウに近く、ほぼ五角形。色は朱色。
繁殖力が強く、在来種との競合も心配されています。

マルバルコウソウ

なお、私が見たハゴロモルコウソウは、栽培されているようでしたが、ハゴロモルコウソウも少しずつ野生化が進んでいるようです。

別の日。同じところを夕方4時頃通りかかったら、どの花も萎んでいました。朝咲いて、早い時間に萎む花のようです。

栽培されて愛でられたり、邪魔者扱いされたり。
ルコウソウの微妙な立位置は、花言葉にもよく表れているように思います。
「繊細な愛」「元気」「世話好き」「おせっかい」「でしゃばり」「私は忙しい」
「繊細な愛」は、細い葉と共に絡みついた姿が、繊細なシルエットを作りだすから。
「元気」以降は、旺盛な生命力、ところかまわず絡みつく様子。

言われて見れば、そういうふうに見えてくるから不思議です。
それにしても、「私は忙しい」って…。
(この花言葉のようなヤツだ、と思われないようにしよう。)

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