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くぼはる、SLEEP NO MOREを観に行く #13

実は、ニューヨークに行って初めて観た舞台がこちら。
オフブロードウェイですが、ものすごく人気がありました。
チケット代も結構お高めで、140ドルくらいでした。
ただ、ニューヨークに行くと言って、一番熱量を持って勧められた舞台なので興味がありました。

このスタンプ次の日まで消えなかったよ。

まず劇場に着いたら、年齢確認をされます。
なので、パスポートなどの身分を証明するものが必須です。
中にお酒が飲めるところがあって、お酒が飲める人はこのスタンプを、
一緒に行った子は未成年なので、手のひらにおっきくバッテンを書かれていました。
あれ、油性ぺんぽかったけど取れたんかな。

順番に中に入ると、荷物を預けます。
ちなみに荷物を預けるのにお金がかかります。
カバンは全て渡さないとダメなので、ポケットのついた服が必須です。
私はここでモタモタしました。
携帯も専用の袋に入れるので、撮影は厳禁みたいです。

中に入ると、こんなカードが配られます。

持って帰れます。

後々、ジャズバーみたいなところに通されて、この番号順に呼ばれます。
最後またここに戻ってこれるので、
ショー前、ショー終わり、ここで飲んだり食べたりできそうです。
ちなみに、その食事など込みのチケットも販売されていした。

さて、呼ばれたので順番に入ります。
ここで顔を覆うマスクを配られて、もろもろ注意事項を言われますが、
とにかくしゃべったらダメみたいです。
私たちはマスクをしていて、そこには存在してない観客、みたいなことになります

ここから内容に触れるので、見たくない方はさよならしてくださーーーい


SLEEP NO MOREの舞台となるThe McKittrick Hotelは、
その名の通りホテル一棟を貸し切って繰り広げられます。
座って観るのではなく、自分で歩いて、好きな人について行ったりなどして観たいところを観に行くことができます。
設定としては、シェイクスピアのマクベスをモチーフにされているそう。
マクベスは、ざっくりいうと
マクベスが権力を手に入れるために、3人の魔女にそそのかされて、王様や友達を殺します。
でそこまでにに色々あるんやけど、
そこに出てくる人たちのそれぞれの人生が、建物の中で繰り広げられています。
主人公について行ったら王道のストーリーが見れるし、
逆にすごい脇役の人について行くと、また新しい物語を見ることができます。

まず最初に、階段を上がるか、下がる。
これが大きい選択になるそうです。
みんな上がったので降りてみたのですが、

めっっっちゃ怖い

真っ暗やねん、なんか全体的に。
そんな暗くなくていいんちゃう?っていうくらい真っ暗。
人も少なかったからより怖かった。

そこで、ちょっとお年を召した方がフラフラしながら、ベッドに倒れ込むと、
刺青入ったお兄ちゃんが走ってきます。
のちにわかりますが、このお兄ちゃんが、主人公でした。
で、このお兄ちゃんが

おじさんを窒息させます。

殺しちゃいました。
押さえつける腕の力の入れ方、苦しむおじさん
それもすごいリアルで、怖かった。
ただでさえ雰囲気怖いのに、まじでビビった。怖かった。
私は結構大事な場面を最初に見れたみたい。

お兄さん、この後おそらくお友達という男の人を撲殺して、
その後もうひとりやっちゃうみたいです。
結末を言ってしまうと、
このお兄さんが首を吊って処刑されて終わります。
結構生々しい。し、ショッキングなストーリーです。

コンテンポラリー

話の内容はなかなかなんですが、
ほとんどセリフはありません。
叫んだりとか、演者さんたちが囁き合ってるのは聞こえるけど、身体表現だけでストーリーが進みます。
それがコンテンポラリーダンスで、技術がえぐいです。
みのこなしが軽い軽い。
一番印象に残ってるのは、本棚の上とか、リビングのソファとソファの間とか、
結構狭いところで妊婦さんと旦那さんかな?がパフォーマンスされていたんですが、技を見せるだけじゃなく、そこにあるものを使ったりして、2人の
雰囲気も良くて、とにかくすごかった。

身体表現の幅

ちょっとなんていう表現したらいいかわからないんですけど、
みんな普通にすっぽんぽんでした。
びっくりしたんですが、

すっぽんぽんでした。

男の人も女の人も、普通に脱ぎますし必要以上に隠しません。
これはかなりカルチャーショックでした。
日本人にも人気なSLEEP NO MOREですが、これは日本ではできないだろうなぁと思いました。
こっちの人は、脱ぐのが嫌なら出なくていいって感じみたいですね。
それはなかなか、、、


トータルの公演時間は3時間くらいあって、演者さんについて
階段の登り下りもたくさんあったりして、

結構疲れます。

終わった後、結構ぐったり。
おしゃれしすぎず、スニーカーがおすすめです。

友達と行っても違うタイミングで入場させられるので、見るものが違います。
だから、
あとでこうだったとか話せるのも楽しいです。
ちなみに私が一緒に行った子は、別室に連れて行かれる特別演出に当たったそうです。

ただ、なかなか1回みただけで理解するのは難しいと思います。
亡くなった人も生き返ってというか普通に出てきたりするし。
後々、行った人のブログを見て、そういうことだったのか!と納得したり。
それもまた楽しかったです。
オンブロードウェイのメジャーな作品とは違い、かなり大人向けの作品だと思いますが、
なかなか日本では見ることのできないパフォーマンスで楽しかったです。
ニューヨークにいかれた際はぜひ!!

つづく





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