新宿でのKEYTALKは前向きだった
8月22日は東京・新宿LOFTで行われた、
KEYTALKと9mm Parabellum Bulletのツーマンライブ「DREAM MATCH 2024」へ行きました
KEYTALKの活動休止前ラストライブとなる、
重要なライブに行けたというのに感想が遅くなってしまいました
こんなに遅くなった理由は、色々ありますが
3人の気持ちがすごく前向きで、
KEYTALKの歴史が止まるんじゃなく、
始まるようなフレッシュなライブで、
悲壮感が全くなく
心の底から、安心できる、そんな希望ある時間だったから… です😭
大好きなバンド、KEYTALKが一時活動休止をするという告知がなされたのは、アコースティックツアーのファイナル。7/25の夜。その事実をみたのはyahoo記事だったかな。夜勤中の休み時間、なんとなくyahooを開くと、そのニュースが飛び込んできた。。
今回の騒動、、
突然の休止、、
武正さんの、メンバーへ向けた感謝の言葉、、
すべてが重たくて、頭で現実を処理しきれなかった。感情が追い付かなった。
全国ツアーは中止決定。残っているライブは、7/28の男祭り、8/12のロッキン、8/22の9mmとの対バン。その3つ。休止前のライブが、たったこれだけしか残っていないことも同時に受け入れざるを得ない状況がさらに残酷な感情になった。😞
9mmの対バンライブは元々応募をしていなかったから、諦めてはいたんだけど、それでも、心のどこかでは諦めきれなかったんだと思う。Xで、チケットを譲りたい旨の投稿をたまたま発見し、自分からDMを送り、なんと、お譲りをしていただいた。
バンドの応援していると、本当に、まさか、と思う、予想外なことが
急加速で起きるよね。
今回の騒動もそう、一時活動休止もそう、ラストライブのチケットを譲っていただいたこともそう。
普段、一般人として普通の人としての生活をしているのだけど、
バンドの世界は、パラレルワールド。かすかに見える遠くの街。
自分の知らないところ、届かないところ。
KEYTALKが呼んでるから、もう少しだけ、、、!
新宿駅を出ると、さっそく、ライブの服の姿の子を発見し、心強く思いながら、新宿の街をトコトコ歩く
ちょっとドキドキしながらも、無事、新宿LOFTに到着。🥺
何人かファンはいたけど、普段の開場待ちの様子と変わりない、いつも通りの楽しげな様子が新宿にはあった。9mmのファンの方もある程度占めていたのも、気を紛らわしてくれるというか、深刻になりすぎない雰囲気が作られたのかなぁ
無事中に入れた。
ドリンク交換の時、ドリンク売り場のお姉さんが
「今日の目当ては誰ですか?」と。
「…KEYTALKです」そう答える自分は、なんとなく声が震えたんじゃないかな。
その会話がドリンク交換となんの意味があったか分からないけど、おそらく全員に聞いていたと思う。カウンターで何かの振り分けをしているような作業をしている様子はあったけどあんまり気に留めず。
急ぎ、空いてるスペースを即座に判断、そこに立つ。どこが舞台なのか正面なのか分からないくらいの後ろで、けどそれでもここに入れただけで、じゅうぶん幸せ、と思った。
開演待ちのとき、「今日は先がKEYTALKかなぁ、9mmが先輩だしなぁ」という話をするファンの声が、後ろのほうで聞こえたのを覚えてるけど
正直その会話くらいしか覚えてない。。多分私の周りの人たちは特になにも話してなかったんじゃないかな。聞いたことのないバンドサウンドだけが響き渡るフロア内、スマホのWi-Fiも繋がらないもんだからみんなただ正面だけを見つめてた。
19時をちょっとすぎて、開演。
プロジェクションマッピングの幕が上がって最初に出てきたのは9mm。
「えええっ」というどよめきが前方で聞こえた。
やっぱりみんな、びっくりしたのかな。
9mmをみたのは今日が初めてで、キケンな男たちの雰囲気(如何にも新宿!地下のライブハウス!)にドキドキしたけど、知ってる歌がほとんどなのと、邦ロックのカッコいいギター音にしびれた。Supernova、One More Time、Black Market Bluesは繰り返し、今も聞いてしまう・・・
KEYTALKへの応援として「きっと、いい形になるよ」とボーカルの方が言っていた。キケンな雰囲気なのに、優しい男の方達でした。ギャップでした。本当に嬉しかった。
明るくなり、いったん幕が閉まり、転換へ。その時点で時計は20時10分前後だったと思う。最終の新幹線に乗るためには、色々考えても、ここを21時には出ないといけない。。。絶対無理(´;ω;`) おそらく、最終には乗れないだろう、と覚悟を決め始めます。
転換中、ドタンバタンと色々な音や、ギターの音色が聞こえて、そのうちに舞台監督さん?がマイクに声を通し始めて転換作業を指示、していた。八木くん、武正さんが舞台監督さんと業務的なチェックをする会話がこちらにぜんぶ聞こえてくるくらいのマイク音量だったんだけど、それがすごく安心感あった。いつものメンバーの雰囲気と変わりなく、落ち着いて調整している感じがあって、嬉しかった。
そうこうしているうちに幕が開き、フロア内は拍手。
聞こえてきたのは、物販!
勢いよく登場する3人、キラキラした笑顔をこちらに向けてくれました。
1.MATSURI BAYASHI
イキイキと元気よく歌う巨匠。いつものところで一緒に手も叩けました。この曲のMVが公開された日から、毎日毎日youtubeを再生したなあ。看護師になるまえから、なってからも、過酷な日々の20代、ずっとこの曲と一緒に歩んできて、こうして今日もまた一緒に過ごせる、思い出深い曲だなあ、有難いなあと色々思い出した。
2.アゲイン
渋谷ストリームでも2曲目。でも全然あの時とは違う曲のように感じた。3人のパッションは熱く、テンションも高い。本当にライブそのものを楽しんでそうで、とっても力強い。だから、このアゲイン、聴いた時に「あ、今日は大丈夫だ。」ってなんとなく思えた。何が大丈夫なのか、具体的には言葉にならないんだけど、3人の気持ちが整っていて、まとまっていて、ポジティブ思考で溢れている感じがした。自分も渋谷ストリームのときよりはだいぶ冷静に見られた気がします。やはり渋谷ストリームのときは自分の情緒がおかしなことになっていたようです。。
冷静に見ても、3人でもクオリティは高い。いろいろな寂しさ云々はもちろんあるのですが、今日は見応えあるライブになることはまちがいないであろう、確信的な演奏、歌。フロアのみんなも明るく、ノッていく。いつものKEYTALKの空気感。
3.ハコワレサマー
元気いっぱいに振り付けを踊る武正さん。
2かける5引く10分の9は。
この意味は結局なんだったのかいまだにわからないけど、4人の誕生日の数字が入っている、という説を私は押している。
去年の今頃、公開されたMV。
コロナで自宅待機しているときだった。
9月で始まって9月で終わる、1か月しかないツアーに思いを寄せて、全てをかけて、発散して、極限までツアーを楽しもう、と部屋で引きこもりながら心に決めた。。。
ううう。( ノД`)
1年後、このハコワレで泣く日がくるとは思わなかった。
3人が本当にあまりにも楽しそうに弾けてステージに立っていて、余計に、今日で一時活動休止なのか、全てはフェイクニュースなのか。そんなふうに思うくらい、現実がわからなくなってきた。
4.DROP2
巨匠の声が、ハキハキしてて、全くセーブしてない。全てが思い切りすぎて、全力すぎて、明日からライブがない、という事実を少しだけ実感してしまう。けど、パワー全開に声を出しきるその姿からは、怖いものを一切感じていない解放感も感じた。
八木くんのドラムの音も、武正さんのギターの音も、とにかくデカイ。いつもより存在感が強い。
最後だから、という悲観的な気持ちものからくる音じゃなく
前向きに、新しいこれからに向かう、希望から来る音だった。
今のパフォーマンスは、ラストライブを消化する時間ではなかった。
KEYTALKがKEYTALKを超えている、と、感じた。
日本語の意味、伝わりにくいですよね。(笑)
この一時活動休止前の残り1時間程度の時間ですら、バンドが高みを目指して成長している、、、と思ったのです。
KEYTALK以外、似た様なバンドも居ない、唯一無味のバンド。KEYTALKの存在そのものが嬉しくて、愛しくて、やっぱりKEYTALKが大好きだと言う思いを噛み締めた。
5.ブザービーター
去年のツアーを思い出させる1曲。和やかで軽快なメロディ。今KEYTALKが3人体制であること、この1ヶ月の激動、みんなが抱える、心の痛みが、KEYTALKの曲の魔法にかかって、ふわふわと消えていく。現実ではない知らないところ、夢の世界にいるような気がした。いや、あの空間はほんとに夢の中だった。
KEYTALKの曲の世界は、ほんとに素晴らしい。。
6.color
ブザービーターからのcolor、ほんとに流れが綺麗です。すべての人が癒されました。
前向きな時間。まさかこんなウキウキする時間になるとは思わなかったです。
あれこれ気にしだしたらキリがないけど、ちょっと私たちファンは心配性過ぎるのか… 人間関係、いろいろなことが誰しもあるこの世の中、一旦状況を整えるためのお休み…それ以上に、何も、事実がないのかも、って思えました。
7.テキーラキラー
八木くんがちょっと前にでてきて、テキーラかなにかを勢いよく飲み干しました。やっぱり勢いよくお酒を飲み干す姿をみると、こちらとしては最高に盛り上がる!(酒飲みの思考)
巨匠が歌詞がすぐにでてこない、(ほとんど飛ばしてメロディラインをテキトーに口ずさむみたいに歌っていた)のも、クスッと笑えるような雰囲気。
正直、こんなに穏やかなのは9mmのファンも混ざっているからだったのかもしれません。楽しむときは楽しむ。ほんとにどの状況にも言えるけど、大切なことだなあとつくづく思います。
8.ナンバーブレイン
NB~!(^^)!
みんなこの顔だったよマジで!(^^)!
いつものNBはライブハウスらしい怪しさがある雰囲気なのですが、今日は、前向きマインドな空間なので、いつもより元気なムードでした。3人の表情もすごくのびやか。巨匠の声も、迷いがなく、パワフルで本当に安心します
いつも通りのエネルギーに溢れたNBがそこにありました
9. One side grilled meat
おおお。もうライブハウスツアー以降、縁がないと思っていたけど、こんなときに、ここで再会できるなんて人生は面白いものです。嬉しいです。巨匠の声もまだまだ力尽きません。凄い迫力で、圧倒。
10.エンドロール
エンドロールって自分的にはしんみりする曲なのですが、今日は彼らの前向きマインドに押され、めっちゃ元気な歌に聞こえました。3人とも楽しそうで、自然体。何度も重ねて書きますがきょうで一時活動休止、ということが嘘であるような、そのくらいの元気さ。
11.summer tail
夏の寂しさ、青春の儚さ、恋愛の苦さ。感動的な歌ですね。ここ1ヶ月、この状況になってから、歌う曲が定着化していて、summer tailも同じように歌う回数が突如として増えましたが、慣れによる余裕さや落ち着きから、より丁寧さが生まれたのか、こちらもより丁寧にいろんな音が耳に入るようになったのか、曲そのものの、良さや深みが増しています。summer tailの素晴らしさを再認識したこの日、ライブ以降聴く頻度が増えました
12.黄昏シンフォニー
黄昏シンフォニーも同じくで、こんなにも心に刺さる、心に訴えかけてくるようなパワフルな歌だったのか…と。言葉にならない、言葉にできない、心の思いや叫びが伝わるような、そんな黄昏シンフォニーでした。武正さんのギターも、いつもよりも感情的で、美しくて、強かった。
13.Oh!En!Ka!
このタイミングでこの曲は、やはり、活動休止を意識せざるを得ませんが、それでも歌い方は前向きで、悲しみよりも元気さが勝ちます。MCで、またすぐにライブハウスに帰って来たい、的な意思を巨匠が話してくれたことで多少緊迫感も薄まったのかもしれませんね ファンに不安を与えるような発言が一切無かったことが、やっぱり大きかったな、と今思います
アンコール
夕映の街、今
「すぐ戻って来ちゃいました〜」という巨匠の言葉があって、夕映えへ。やっぱり最後は夕映え。めちゃめちゃで、ぐちゃぐちゃの、迫力満点な夕映え。いつもと同じくらいはっちゃけて、暴れ回って締めくくる、お決まりのコース。楽しい時間でもあり、安心できるアンコールでした…!
終演。。。
私の周りでは泣いてる人もおらず、みんな、おだやかに、ライブハウスを出て行く様子がありました。
普通に、ひとつの公演が終わって、ライブハウスを出て行く、いつもと変わらない、人の流れ・時間の流れ…
その後すぐに、KEYTALKの公式が更新された。
今日の公演で、ほんとうに活動休止。。
こんなふうに横書きに言葉にされると、ガチ感スゴイですが
ライブ自体はパワフルで、メンバーもいい表情で、なんならいつもより元気だったかも、くらいで、
活動休止のリアリティさとか、事態の深刻さは
ぜんぜんなかった。
ライブの空気感と、SNSから発信される言葉には
毎度毎度ギャップがありすぎて、
見た光景から感じるもの、言葉のみから感じるもの、違いはほんとうに激しいものです。。
KEYTALKとしてのライブは、
次、いつあるかは誰にもわからないのは寂しいのですが、
これまではレア曲との出会いに期待しすぎていたり
セトリ予想を楽しみにする思いで
KEYTALKを聞いている部分もあったので
もうこれからはそういうライブのしがらみなく
KEYTALKの曲を改めて、落ち着いて、聴き直す時間がたっぷりと増えて、
その事はすごく嬉しいのです🔥
定番曲からレア曲まで、
じっくり。聴いてます。
あ、この曲のこの音すごい綺麗!とか、
この歌い方好きだなぁ!とか、
色んな発見が多く、探究心を持ってKEYTALKの曲を見つめ直すことが楽しい🔥
KEYTALKへの愛は燃え続けています🔥
KEYTALK以外、バンドは応援することはなかなかいまは考えられないので、
これからもずっと、一途なファンです。
4人とも健康に、楽しく、
学生の夏休み🌻のような
解放感ある期間を過ごしてほしいですね
ドラマチックな奇跡が起きる未来を信じてます🙏
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