見出し画像

【銘柄分析】インドへの投資を検討してみる③~投資信託編~ #38

こんにちは、ちゃぴのすけです。

インド投資関連の投稿3回目です。今回は具体的にどのような銘柄に投資するかを検討してみましたので、noteにしたいと思います。

イント株式への投資方法

画像6

インド株式への投資はいくつか選択肢があります。
・個別株へ投資する
・投資信託やETFを通して投資する

個人的に個別株へ投資する予定は(米国株式含め)ありませんので、後者に絞って調べてみました。

今回は投資信託編です。

経費率が高い

結論から言ってしまうと、インド投資に関する投資信託はどれも経費率が(すごく)高いです。

投資信託は100円から投資できたりと、細かい金額で調整が可能なので便利なのですが、コストが高いものは,長期投資家である私の投資方針に反しますので、調べた限りでは魅力的な商品はありませんでした。

私が普段利用している楽天証券で、インド株式の投資信託を検索してみると、26銘柄出てきました。

画像1

管理費用で並び替えると、以下になります。

画像2

いくつか、ピックアップしてみたいと思います。

iTrust インド株式

一番低い経費率がピクテ投信投資顧問様提供のiTrust インド株式です。画像は、運用目論見書、運用報告書から引用しています。

ファンド・オブ・ファンズ方式の投資信託で、主な投資先はピクテ‐インディアン・エクイティーズ クラスZ JPY投資証券です。

画像3

金融セクターの組入れ比率が最も高く、情報技術が続きます。この2業種で半分以上を占めますが、これはインド市場の特徴ですので、幅広く投資する投資信託であればどれも同じようなものかと思います。組入れ上位10銘柄が占める割合が52.1%と半分以上を占めています。組入れ銘柄数が少ないため致し方ありませんが、分散という意味ではやや不十分な印象を持ちます。

画像5

管理費用は1.4998%となっていますが、直近の運用報告書によると総経費率は1.65%とのことです。

画像4

いずれにしても高いですね。投資信託は手軽ですが、手軽さをどこまで追求するか、コストとバランスになります。さすがに1%を超える経費が必要になってくると、いかにインド市場に期待するとは言え、魅力は激減してしまう印象です。なお、iTrust インド株式は設定来、分配金は出していません。

ノーロード・インド株式フォーカス(毎月分配型)

次に管理費用の低い投信はノーロード・インド株式フォーカス(毎月分配型)です。はい、来ました、毎月分配型の投信です。こちらは日興アセットマネジメント社様の投信です。iTrust インド株式と同様でファンド・オブ・ファンズ方式の投資信託になり、主にモーリシャス籍円建外国投資法人 Nikko Asset Management(Mauritius) Ltd クラスAへの投資を行います。

投信の詳細を紹介するというより、分配金について記載しておきます。この分配金が発生する投信は注意が必要です。目論見書にも詳細が記載されていますが、投信の分配金には特別分配金というものがあり、ファンドの収益ではなく元本払戻金が含まれる可能性があります。

画像7

ものすごくざっくり言ってしまうと、投資した資金が分配金という名目で一部強制的に返金されることになります。つまり実際に見える金額よりも実質的な利回りは低いことになります。

ちなみにこちらの投信は純資産が10億円と少しですので、そもそもの償還リスクが高いですし、経費率含め、お勧めできる投信ではなさそうです。

イーストスプリング・インド株式オープン

純資産が最大の投信はイーストスプリング・インド株式オープンで802億円強で最大の資産額です。こちらはイーストスプリング・インベストメンツ様運用の投信で、こちらもファンド・オブ・ファンズ方式の投資信託になり、主にイーストスプリング・インベストメンツ・インディア・エクイティ・オープン・リミテッドへの投資を行います。投資先のファンドはMSCI India Total Return Net Indexをベンチマークとするファンドになります。設定は2004/9/30です。歴史ある投信と言えます。

画像8

分配金は不定期で発生しています。純資産総額は現状十分な金額ではありますが、徐々に漸減傾向にあります。
また、経費率がやはり高いです。直近の運用報告書によると総経費率は1.76%です。やはり、長期投資だと厳しい数字です。

画像9

個人的感想

画像10

何となく予測はしていましたが、やはり経費率の高さが目立ちます。新興国という理由でしょうが、いずれもつみたてNISAの対象ではありません。それだけリスクの高い金融商品と言えるかと思います。というよりも、基本的には個人的に手を出す必要性を感じない投信でした。

やはり私はETFが好みですので、次回はETFをいくつかピックアップしてみたいと思います。

本日は以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました。

それでは。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?