少しの工夫でゲームは面白くなる【The Planet Crafter】
もしかしたらエンディングまで行ってないのかもしれないけど「プラネット:ハンブル」初見プレイの感想だ。
一応ネタバレ解禁ということで実況動画も見たのだが、エンディングの有無はわからなかった。本編のように後日実装という可能性も…。
今作は第2弾とはいかないものの同じルールで新たな別ステージを楽しむといった場合に使われる手法であるDLCでリリースされているので、ルールは同じだろうと予想していた。そして予想通り同じではあるのだが、ほんの少しの変更だけでグッと面白みが増している。
ひとつは鉱石ブレイカーの追加。序盤の必須鉱石コバルトやアルミニウム、中盤に探し回るウラニウムを得るためにひと手間加えないといけないというのが、死と隣り合わせのヒリヒリ感を演出しててすごく良かった。前作でこういうサバイバル感を感じさせるのは食料だけだったのが、今作は酸素という最初から死をチラつかせるものを背負わせてるのが秀逸。
ウラニウムを直接掘ることができず鉱石ブレイカーを挟まないといけないということで終盤の貿易でウラニウムロッド自動生産が面倒になり、結果、簡便で効率の良い生産物がファブリックになるというのも、おそらく本編で制作者が最初に意図していた設定を実現したといった所だろう。
もうひとつは、おそらく制作チームが今回の目玉としているであろう広大な地下の存在だ。衛星地図を見られるようになっても難易度が下がらない素晴らしいアイディア。ゲームの裏側に落ちてしまうバグの温床になっているのは残念ではあるが…w
物語的にも虫が地下とか低い地層でしか出てこない設定に繋げているところが良い。
そして同じ場所を何度も訪れたくなる仕掛け。
このゲームは時間によって同じ場所でも風景が変わるというのが最大のアピールポイントなので、プレイヤーには時間を置いて何度も訪れてもらいたい、その動機として、世界全体を氷が覆っているので溶けているかを確認するのに訪れる他、前作にもあった蛙の池に加え、コズミッククォーツの存在が巧すぎる。
コレクション要素のスターフォームコンテナは前作の黄金コンテナほど多くせずレア度を上げているところがニクい。
あとはゲームバランスが凄く良かった。思えばハードモードはテラフォーミング指数が進みにくいはずだけど実際は丁度良いスピードだった。ということはノーマルだとだいぶ早く進むのではないだろうか。