"Music Unity 2020 #3"のVJ振り返り
「楽しんでいただく。裏側も含めて。」
5/16開催 Music Unity 2020 #3 、エンタスチーム TAKUYA+ツラニミズのVJとして参加したchaosgrooveの当日までの1週間。
6日前(5/10)
・エンタス TAKUYAさんから次回MU2020へのエンタス参加決定のご連絡、VJ打診をいただく。
「え、わたしっ?!」。感謝。そして感謝。「VJしたい」って言い続けてよかった。
・MU2020とは別件で式部めぐりさんからライブ演出のご相談をいただく。
過去に作ったしきめぐartを使用したいという相談だったものの、初ライブだし、開催場所のLOUNGE NEOにも大変お世話になったので、できる限りのことをしたい→オープニング映像を作成することに。
夜、一式素材をいただいて翌朝に大枠完成。(後日、微修正して最終版へ。)
5日前(5/11)
・TAKUYAさんとdiscordで打ち合わせ。どんなジャンルでDJするかはタイムテーブル次第なので、先に演出検討を進めるためひとまずエンタスさんの機材を確認させていただくことに。
・しばらくVJできていないので、素材を整理。終わらず。
4日前(5/12)
・タイムテーブル確定。TAKUYAさん+ツラニミズさん、TAMUさんの出演で実質「Vイベ大学」。あぁ、いいね。楽しくなってきた。疲れないうちに踊っちゃお。
・エンタスさんにて機材確認。TAKUYAさんにもリアルで久しぶりにお会いする。
「ど根性ガエルをやりたい」という話を受けてクロマキー演出、カメラ2台、背面プロジェクター使用がほぼ確定。個人的に映像のレイヤー表現もやりたかったので、カエルの背景、実際のプロジェクター投影に加えて、生カメ前にも仮想スクリーンを作る方針で検討開始。
・ソフト側(VDMXのプロジェクト構成)も検討を開始。
・テックライダー(※配信までの機材構成を書いた図)を作成。
Vtuber/Vsingerさんの楽曲は各所よりMV提供いただけるとのことで、TAKUYAさんのrekordboxからrekordbox videoでMV出力することに。
その他の楽曲用の映像素材を別マシンから出力+カメラスイッチングもするのでビデオミキサーが2つ必要になり、V-02HDを発注。あとカメラ用のUVCビデオキャプチャカードも。
・BOOGEY VOXXさんの素材をいただく。最近彼らの勢いが凄い。しっかり提供用のアーティスト素材をまとめているのにも感激。
3日前 (5/13)
・TAKUYAさんに緑色のTシャツを買っていただく。クロマキー検証のため色違いで計3枚も。申し訳ない...。
・ど根性ガエルの制御検討を開始。
Kinect使ってカエルの位置を動かすつもりでTouchDesigner用PCを使っていたら、何故かTDが起動できなくなる。グラフィックボードを認識していないのが原因のようだが、一通りの対応策を試しても解消せず。サポートセンターも時間外で詰む。takawo先生に「カオグルさんはAppleしか装備できない呪いにかかってそう」と言われる。
TDを諦めてQuartzComposer(死語)を使うことに。Synapse for Kinect(KinectをQCで使うために使うブリッジアプリケーション)が動く古いMacBookProを引っ張り出す。Synapseはボーン検出がシビアなので、DJ中にずれる可能性があり、ずれるとカエルが消える。結果的にカエルの位置を手動操作する方針に変更。(VJしながらの操作なので、俗に言う「オペ死」が起こる可能性あり。)
・テックライダーの第2版を作成。
・TAKUYAさんセットリスト確定。神の流れ。
・VDMXのプロジェクトファイルの修正。
自宅でグリーンバックを使いながらカエルのクロマキー確認。
・この件とは別に嬉しいお誘いがあり、「好きな人には好きと言っていった方がよい」と再認識。
2日前 (5/14)
・発注していた機材が届く。検証してテックライダーを修正(第3版)。
・VDMXのプロジェクト構成がほぼ確定。
もう一度テックライダーを修正(第4版)。
・ツラニミズさんセットリスト確定。神の流れ。
・咲乃木ロクさんから素材を提供いただく。
今回用に撮影してくださり、感謝。
・ツラニミズさんTシャツ背景用素材の仕込み開始。
「楽曲の世界観の中にカエルが存在する」というイメージで、MVやジャケットデザインをモチーフに素材を作成。YouTubeでMVを再生しまくる。
響木アオさんの"melt warp"は曲中でピクセルソートのエフェクトがかかるので、その辺りは背景素材でなく生カメ込みのマスターアウトでグリッチかけられるようにエフェクトを調整。(結局、本番ではカメラ入力の遅延で少しずれた。)
その他、諸々合わせてVDMX側のエフェクトを整理。
・ツラニミズさんの仮想スクリーン用素材の仕込み着手。
YACA IN DA HOUSEさんの"Surikizu"とMZMさんの"ペトリコール"はリリックビデオっぽく見せたいなと思って作りかけて、一通り歌詞打ち込みとタイミング合わせまでやったものの、BPM合わせのオペ死が発生するので断念。(いつかリベンジしたい。)
1日前 (5/15)
・ツラニミズさん用素材の仕込みの続き。
・エンタスさんにて事前の機材設営+テクリハ。カメラアングル、Tシャツのクロマキー調整、照明調整、映像遅延確認など。
・カメラスイッチング+カエル操作+仮想スクリーン操作+背景スクリーン操作、というオペ量を緩和するため、TAKUYAさんパートの背景スクリーンの映像はrekordbox videoを使わせていただくことに。音とのシンクは確実だが、MVの付いていないVの楽曲以外に全て映像を作ることになるので、制作時間との勝負。
・カメラ2台のうち1台がデジタル一眼、もう1台がWebカメラだったので、Webカメラからの入力を受けられる構成に変更。
・素材提供頂いたVの方の表示位置検証。
DJブース内でTAKUYAさんの横にVの方が立っている(自分のトラックの時にブースに入り込んでくるワイワイ感の再現)表現のため、ブースのシルエットでキャラクター素材をマスク。
ロクさんに追加で素材提供依頼(ギリギリで申し訳ない・・)。
・テクリハが夕方から終電少し前までになった都合、Marpril一周年記念生放送のリアタイ視聴、限定CDセット購入を逃す。通常版でアルバムと各シングルを購入。(一周年おめでとうございます!)
当日(5/16)
・2時。Vの方の演出パートの仕込み。
前日キャプチャしておいたTAKUYAさんの写真から、ロクさん、Fraさん、Ciさんの身長を想像で合わせる。想像の中でのFraさんが大きすぎて画角から頭が消えるし、Ciさんがブースでほぼ隠れるので調整。
曲のミックス中にフェードで現れるのも変だなと思い、素材の頭にピクセルグリッチ系のエフェクトをかけて作成。全てProRes4444のアルファ付きで書き出し。
・rekordbox video用の素材作成に着手。
全体の緩急をつけるためにB-BOYイズムだけは歌詞を扱うことに。rekordbox Lyricを使えば簡単だけど、「ザ・rekordbox Lyric」な感じが出てしまうので全て手付けでモーション作成。
Strings of Lifeのリミックスは激しいパートでサブリミナル的にメッセージを入れたいなと考えた朝6時。エンタスが好きな方の想いの代弁として「エンタス=実家」というパワーワードをサンプリング。(あと「とりま踊ろ」も個人的な想いで入れた)
該当楽曲分を全部作り終えてTAKUYAさんに共有した時点で朝9時半。やっとエンジンがあったまってきたとこだぜ。(間に合うのか?)
・ツラニミズさん用の仕込み最終調整。
仮想スクリーン用の素材に、ペトリコールのサビ明け間奏の音に合わせたモーショングラフィックスをMVから目コピで再現。ここの表現がミニマルかつ効果的で、とても好き。深山Dにスパチャしたい。
・VDMXに全ての素材を入れてプロジェクトファイルの更新。
・昼過ぎエンタスさんに到着。カメラ画角調整など最終的な設営と素材のチェック。
ブースの中に立っているVの方の表示は、プレイ中に機材位置がずれてマスクずれが起こる可能性と、CDJ操作時に手が被る可能性からブース前に立った表現に変更。書き出し直す。
・ツラニミズさん到着。AZKiさんのライブ配信でVJさせていただいた時以来にリアルで会う。
・配信チェックと通しリハを終えて、本番まで楽しむ。
MOGRA山田店長の企画力と配信技研さんの技術力で今回も最高に楽しいが、エンタスチームのターンが始まり、TAMUさん+スクセバちゃん+キユさんの素敵な時間で緊張が高まる。
・出番を終える。たちおかさん含む4人でお互い距離取りながらタグ付きのコメントを見返してニヤニヤする。皆様、本当にありがとうございます。
・撤収して帰宅。徹夜が続いていたのと緊張の糸が切れた結果、Masayoshiくんの時間で寝落ち。オンラインでの打ち上げ参加を逃す。
・最悪な状況は続くけど、クラブカルチャーが好きな人、音楽が好きな人は各々のできる範囲で協力していただけると嬉しい。早くみんなにクラブで会いたいです。