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憧れのフレンチシンガー

秋冬の室内にこもりがちなシーズンに無性に聴きたくなります、フランスの女性シンガーたち。

とくに背伸びしたい気分のときにはカーラ・ブルーニ。
ぬくぬくした部屋でゆっくりコーヒー飲みながら聴きたい。

テーブルに頬杖つきながら、何にも振り回されない穏やかなゆっくりくつろぐ時間を与えてくれます。
ちょっとだけブルジョワ感を味わうという錯覚に陥ることができます。笑
言葉にして説明すると笑っちゃうけど、‘’その気‘’になるって自分を気分よくするために最高なことなんですよね。

リラックスした才色兼備な大人の落ち着いた声に心が鎮まる。

スモーキーで、ときおり絶妙なバランスでかすれる歌声と、洗練されたフランス語に、平凡な日本人の自分も感化されてスッと姿勢を正す気になる。

カーラさんはイタリア貴族出身の生粋のブルジョワさん。
ざっと経歴を見れば華やかすぎて神々しい。

元トップモデルという経歴と、カーラさんの音楽は全く別ものです。
2002年のデビューで成功し、その後も2007年2008年2013年2017年とコンスタントに新作を出しています。デビュー作の成功が知名度があったからという理由だけではないと分かります。
外見がお仕事だったカーラさんの内側に、並外れたセンスと教養、知性があり、商業的なものには興味のない彼女がかもしだす知的なヨーロピアンな雰囲気にたくさんの人が惹き付けられたんだと思います。

カーラ・ブルーニの作品の中で私はとくに一番好きなのが『NO PROMISES』
ジャケット写真が本当に素敵で、多分このジャケット写真で引き込まれた人は、聴く前からアルバムの楽曲の波動を受け止めてると思う。
それくらいカーラブルーニという女性、このアルバムのコンセプトが語り尽くされているジャケットです。
前作と違って英語詩なところを残念がる人もいますが、平凡な私はまったく気になりません。
英米の有名詩人の作品にカーラさんが曲をつけたもので、前作のあと新しい曲がかけずに煮詰まっていたとき、英語の詩を
読み、なんとなくそれに曲をつけてみたら次々と新しい曲が出来上がったそうです。



spotifyで音楽を聴くのが当たり前になってから、自分が所有しているCDのほとんどがspotify内にあるので思いきってかなり処分もしてきた。
思い入れがあったりジャケットのデザインが好きなものたちは残して。

何でもあるspotifyとはいっても、カーラブルーニのNo Promisesと次にリリースしたComme Si De Rien N'etaitは
入っていなかったので、残していて本当に良かった。。


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