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THE FLAMING LIPSでマインドフルネス

サマーソニックアーカイブフェスティバルのDay1に
2009年のフレーミングリップスのライブ映像がありました。
(もう消えちゃったけど)

フレーミングリップスがすごかった!って話はチラホラ聞いたことはありました。
「紙吹雪がブワーってね!」「バルーンがボンボン飛んできてね!」という感じで。

ちょうど少し前に「POP LIFE The Podcast」で、
netflixのミッドナイトゴスペルについてのトークで
“ミッドナイトゴスペルのドラッグ的なサイケデリックは2009年のサマソニで見たフレーミングリップスのライブに近い”って話が出ていて、見てみたいなぁとぼんやり思っていたところだったので、
サマソニアーカイブでこれが選抜されててすごく嬉しかった。

音も映像も演出も色鮮やかで、とりとめなく面白く不思議なものが目の前を通りすぎていく。

この世で出会う色んなものって感じ。

なんか赤ちゃんになった気分で、色んなものを目で追ってキャッキャしちゃう。

はじめに女性器を模した映像があって、そこからメンバーが出て来てスタートするから、“赤ちゃんになった気分で”って表現は間違ってないのかも。

“色んな事を知らなければ、考えなきゃ無知になってしまう”、と思って、頭の良い人達の書いた記事や動画見たりすることが増えたんだけど、たまに、こんなに情報知ることって私に必要があるのかな、と空しく思ったりする。
そんなことで脳がいっぱいだったけど、フレーミングリップスのライブを見たらすごくスッキリした。
このライブ映像もこれはこれで情報がいっぱいなんだけど、なぜか頭の中をクレンジングしてくれたみたいだ。

「瞑想」って良いらしいですね。
私は小学生の頃は日曜日の朝にお寺に通って座禅したりお経読んだりしていて、大人になってからはヨガ教室に通ったりして、だから瞑想ってすごく興味あるんだけど、多分形式とか雰囲気を考えすぎて全然入っていけない。

けど、フレーミングリップスのRace for the Rrizeを聴いて思いました。
『これ瞑想じゃん!!!』
雰囲気だけのヒーリングとか自然音とかいらない!この洪水のようなサウンドの中にこの上なくハッピーでピースフルなものがあって頭の中クレンジングしてくれる、クソみたいな事柄もひっくるめてハッピーにしてくれる、この世の意味ありげな色んなものを無にしてくれる!

ウェイン・コインが自ら透明のバルーンの中に入って客の上を転がったりする、ずっと昔からやってきたこのパフォーマンスが、コロナ中心の世の中になった今こんな風に繋がるときがくるなんて。

こんな風に、どんな状況でもワクワクする角度を見失わない、
この人達の一生実験していく音楽カッコイイなぁ。

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