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人を振るという経験をした(らしい)


先日、タイトルの通りのことが起きた。

わたしとしてはそんなつもりはなかったけど、
相手はわたしにフラれたと捉えたらしい。

生まれもった性も性自認も表現する性も全部女だし
アセクシャルを公言して生きてる訳でもないから
なんにも気づかず近づいてくる人がほとんど。
そういう生き方を選択したのは自分だから仕方ない。

とはいえ1人で一生生きたい訳でもなく、
誰かに大切にされたいなーという気持ちはそれなりにある訳で。
同じ重さで返せなくとも、生まれ持った家族とも、友達とも違う、
特別な関係が形成できたらいいなという気持ちも多少はあったのに。
人として好き、だけではだめなんだそう。

私なりに一生懸命説明はしてみたけど、理解は難しいみたいだった。
一緒にいるうちに恋愛感情だって生まれるんじゃない?って言われた。
そもそも備わってないんだから起きないっていう状況は理解し難いんだろうね。

結果的にだからわたしが振ったということになるらしいのだが、
人に自分の感情を説明するというのはこんなにも大変で
こんなにも気づきに溢れてるということに気づけたのは
なによりも大きな収穫だった。

何事もタイミングって難しいなあ。
アセクシャルのこと、いつ伝えるのが正解かわからん。
早すぎてもただガード堅いみたいにとられるし、
遅すぎても期待させといて何だよって怒られる。

本音は、伝えたりガードを立ててもそれを越えてきてくれるぐらい、
そういう人だったらわたしも頑張ってみたい。
でも大人でそんなチャレンジを冒す人ってそういない。
わたしがわたしを大事に思うように、相手だって自分自身のことが大事だから。

恋愛感情を理解できないしセックスもできないのに
付き合う人が欲しいと思うのはだめなのかなあ。
そもそもそれは所謂付き合うの範疇に入るのだろうか。
わたしだって誰かの中の、なによりも優先、の枠に入りたいよ。

ただデートというかお出かけするだけの関係は?
って提案もされた。
そりゃいまこの瞬間で考えれば関係が継続できてわたしにはありがたいけど、
普通に恋愛できる人を自分のエゴで縛ってはいけないなと思った。

ただ、これは付き合ってるには入らないって言われたことで
若干都合のいい扱いをされてるようにも思えてしまった。
なのでこの提案は断ることにした。

そしたら友達関係すらしばらくお休みすることになった。
寂しいけど仕方のないことだそう。

またそのうち元通り楽しく過ごせるようになったらいいなあ。

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