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満月の夕を福島で。を終えて

2017年7月9日、猪苗代野外音楽堂。
満月の夕を福島で。

ずっと雨予報だったのですが、
当日は暑すぎるほどの晴天に恵まれ、
満月も大きく輝く日となりました。

各出演者のステージはそれぞれ本当に素晴らしくて、私は袖でずっと涙を浮かべながら観ていました。

大森洋平さんの「満月の夕」から一日が始まり、山口洋さん、TOSHI-LOWさん、中川敬さん、Chanoと続いて全出演者が同じ曲を歌い、最後には2回も全員で演奏するという。笑
(最後の1回は想定外。笑)
何度聴いても胸が熱くなり、演者によりガラッと風景が変わる不思議な楽曲だなあと、最後歌わせていただくときまで思っていました。

昨年の5月に山口洋さんといわきでお会いして、
与えていただいた「満月の夕」。
あのとき、山口さんから教えていただいたことが、
この一年間ずっといろんなタイミングで胸にふっと浮かんでは背中を押してくれてきていました。
またお会いできる時には、どんな風に唄がうたえるかなって、ずっと思っていて。

そんな時に、猪苗代野外音楽堂の音仕舞いのステージで「満月の夕」を唄ったのだけれど、その時に東北ライブハウス大作戦の西片さんが声をかけてくださったのです。
「ここでやってみたら。力貸すよ。」って言ってくださって。

そこから始まった「満月の夕を福島で。」。
出演していただいた山口洋さん、中川敬さん、TOSHI-LOWさん、大森洋平さん、
東北ライブハウス大作戦のみなさん、
猪苗代野外音楽堂に関わるみなさん、
天神浜オートキャンプ場の一重さん、
装飾に手をあげてくださった杉さんを始め、
常総のリユースTシャツを使いたいと相談して一緒に会場を作ってくださった幡ヶ谷再生大学のみなさん、
ボランティアで設営、装飾、当日の運営など手伝ってくれたみなさん、
美味しいご飯や飲み物などを出してくださった出店者のみなさん。
一人一人、ステージでご紹介したいくらいでした。

この企画を運営するにあたり、
各メディア(TV、ラジオ、新聞)のみなさん、
エールを送ってくださったみなさん、
プレイベントに出演してくれたミュージシャンの方や、
ライブをさせていただいたり、チケットを取り扱ってくださった会場のみなさんがいます。

当日、決して交通の弁が良いわけではない猪苗代まで、
大好きなあの場所まで、集まってくれた多くのお客さん。

心から、ありがとうございました。
あの場所で、一緒に満月が見られたのは、きっとそんな力をくれた一人一人の想いが重なったからだと思っています。
素晴らしい時間をありがとうございました。
音楽ってすごいなって、本当に思った。

バックヤードで、山口さんが
「福島はこんなにも美しい場所がたくさんあって、
美味しいものがたくさんあるんだってこと、
知らない人がたくさんいるんだよね」って話してくださって、
まさにそれを伝えられる一日になったらいいなと思っていた私はとてもびっくりしたのでした。

来てくれたみんなにはきっと伝わったのだと思っています。
私は「FUKUSHIMA」という言葉では知られていない、
「福島」の素晴らしいところを、これからもっともっと発信していきたいなと、改めて思ったのです。

「ここで」頑張るだけではなくて、
「ここから」頑張っていく存在になれるように。

大先輩達に、教えていただいたこと、見せてもらったこと、気付かされたこと。
きっと今認識しきれないものが、体にたくさん染み込んでいるので、これからステージに経つごとにわかるものもあるんだと思います。
全部、全部、胸に刻み込んで。
また同じステージに立たせていただけるように、唄い続けられたらと思う。

一人一人、伝えたいことを伝え忘れないように、当日まで、たくさんたくさん考えてきていたのに、結局終わってみると、胸がいっぱいで、何一つ言葉にできず、ありがとうございました。としか言えなかった。
これからの音楽人生の中で、どんな欠片でもいいからお返しできるように、大きくなろうと思います。
本当にありがとうございました。

そして、大事なご報告を。
九州地方の豪雨での被害に伴い急遽設置した募金箱には、総額で25070円もの想いが集まりました。
出演者さん達と相談して、いち早く現場に入っていた幡ヶ谷再生大学の復興再生部のみなさんへ送ることにしました。
先日入金が完了しましたので、ご報告を。
ご協力ありがとうございました。

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