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日記:6月7日(水):「衝撃的だったアニソン」

中学生の時に右足の手術で入院していた時期があった。怪我とか事故ではなく、生まれつきのものでいつかは手術をしなくてはならないと前から言われていたから、予定通りの手術入院だった。ちなみに手術前も後も普通に歩いたり走ったり出来ているので、日常生活に支障はない。

そういうわけで2週間くらい入院していたが、車椅子に乗れるようになるまで1週間以上はかかり、それまでの間はベッドの上で1日過ごすしかなかった。だから漫画を読んだり、CDウォークマンでCDを聴いたりして過ごしていたのだが(勉強は?)、ある日近所に住んでいたおばさんからCDを貰ったと面会に来た母親が持ってきてくれた事があった。ちなみに、前に日記で書いた「コロコロコミックの付録のでんじゃらすじーさんの小冊子を借りに来たおばさん」と同一人物である。



何のCDかと思えば、おばさん厳選のアニメ主題歌が入ったCDだった。ほぼ2000年代の定番みたいな曲目で今見ても面食らってしまう。

残酷な天使のテーゼから始まり、アクエリオン、ラルク、アジカンと15年近く経った今見てもド定番な曲が並ぶ。TMやa.b.s.と本当に西川さん好きなんだなーと思いながらもV系が混ざって妖艶な流れが中盤で展開され、終盤は怒涛の女性ボーカル曲が続く。そして最後の最後にネギまとらきすたで”萌え”を前面的に出して終わるという見事な構成のCDだと思う。何だかCDのレビューみたいになってしまった。

当時の自分はかろうじてらきすたは見た事があったけれど、アニメ自体は全然見ていなかったので、このCDに収録されている曲の半数以上は知らなかった。ただ、アニメを知らなくても純粋にカッコいい曲が並んでいるのでそれはそれで楽しく聴いていた。


そんな中で衝撃的だったのは15曲目の「夜明け生まれ来る少女」だった。「灼眼のシャナ」1期1クール目のEDで、歌は残酷な天使のテーゼでお馴染みの高橋洋子。

「灼眼のシャナ」を見るのはこの時から2,3年後の事になるので、どういうアニメなのかは全く知らなかったが、曲を取っても歌詞を取ってもただただカッコいい曲だと思った。「十字を背負い死ぬ気で炎を駆けろ!!」なんてリアル中二をくすぐり過ぎる。
特にサビでアカペラになる所が良い。ここで7割は決まっているんじゃないかとさえ思う。歌い出しも歌とコーラスで構成されているし、高橋洋子の歌を前面に出そうとしてのアレンジだろうか。


自分をアニメの沼へと引きずり落としたのは、らきすたとかハルヒとかバンブレのような中学生の時に見たアニメの影響も大きいが(とどめを刺したのはけいおんである)、夜明け生まれ来る少女がシャナを見るきっかけの1つになっているので、おばさんから貰ったこのCDも間違いなく影響を与えていると今となっては思う。


このCDは今も持っているけど、今ならサブスクのプレイリストで再現可能だよなと思っていたが、もってけセーラーふくが無かった。らきすた関連の楽曲解禁はよ!!!!

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