見出し画像

日記:6月27日(日)~7月3日(土)

6月27日(日)
フィッシュマンズの本で、当時90年代半ばは皆が携帯を持っているわけでもないから、限られた方法で、限られた言葉で、相手の事を想像しながら連絡を取ったという事が書かれていた。簡単に連絡が取れないからこそ相手に思いを馳せる時間が増えると思う。イエスタデイをうたってなんてまさにそうだった。その頃に比べれば今は人の流れが、社会の動きが早すぎる。今は皆喋り過ぎだと思う。沈黙は金。喋らない方がお得な事もある。まあしゃべりすぎなのが悪いとも思わないし、90年代の方が良かったなんて思わないけど。当時は当時で生きるのが大変だったはずだ。

6月28日(月)
今のインターネットはなるべく頭を使わないで楽しめるのが好まれているのではないだろうか、なんてとっくに誰かが考えているだろう。ツイッターみたいに短文で済むものとか、You TubeやTikTokみたいな動画サイトとか。スマホ片手に短い時間で深い事は考えずに楽しめるのが良いのだろう。けもフレが流行った頃頭を使わないで楽しめるとかIQが溶けるみたいな事が言われていたように、みんな疲れているし自由な時間にまで頭を使いたくないのかもしれない。でもけもフレも作りは凝っているから脳死で見られるわけではないのよ。2期で瓦解したけど。
たかだが20数分のアニメを見る集中力が無いなら無理に見なくてもとは思うんだけど、流行りだから、周りのみんなが見ているからという行動原理で動く事だけは出来るらしい。もっとネットの人間の事を観察したくなってきたな。でもツイッターには戻りたくないな。どうしようね。

6月29日(火)
オッドタクシーはよく出来たアニメだった。1話から謎が多かったが、ブラフを混ぜながら少しずつ開示していき最後に一気に収束させていく・・・最後の終わり方怖かったな。ただハッピーエンドで終わらせずクリフハンガーで締める辺りが憎い。設定や構成が練られていて見応えがあった。これが注目されなかったら嘘だ。オッドタクシーがどれくらい話題になっているかSNSをやっていない自分には知る由もないがもっと多くの人に見られてもいいのではないだろうか。ウマにかまけている場合じゃないぞ。ダークホースがここに居る。
しかし自分には広める力が無い。noteに丁寧に書いたところで1人の心を動かす事も出来ない。前に読んだホルモンの亮君の広告に関するインタビュー記事で、クリエイターが「超自信作です!」と想いを込めて投稿するより、第三者の「なにこれw」と雑に紹介された方が広まる事が多いと言っていたが、まさにそれだ。自分はクリエイターではないが、自分のような一視聴者でしかないただの人間が懇切丁寧に伝えるよりも、もっと人格者で力のある誰かが雑に拡散した方が強いのだ。自分などお呼びではない。もっと力のある人が広めてくれたらと願っている。他力本願だけど自分にはどうしようもないんだから仕方ない。

6月30日(水)
日記をアニメのレビューにしたくないけど他にネタもないし、なるべく日記みたいに書こうとは思う。
ワンエグの特別編を見た。これを見終えてからスマブラでカズヤを触ってみるかと思っていたが、見終えてから30分以上内容を飲み込むのに時間がかかってスマブラどころか何も手に着かなかった。勝手にフリルやハイフン達との対立を考えていたがそんな単純な構図では無かった。それにあんなに大変な思いをして助けた子達もねえ・・・結局失った物しかない・・・。アイ目線からこの話を見れば、小糸ちゃんではなくねいるを助けるまでの物語と思えば飲み込めるところはあると思うけど、だったらあの時電話に出ていればって・・・あぁまた迷宮入りだ・・・。
最近ダイナゼノンを見たから尚更そう思うんだけど、リアルなトーンの会話でアニメと現実との境目がはっきりせず、必要以上の描写はせず、視聴者に考えさせる余地を与える作品がじわじわ増えてきていると思う。引き算の美学というのかな、省けるものはなるべく省こうという。オッドタクシーもこの部類に入るだろうか?主人公も敵も心理描写を懇切丁寧に描いている作品も中にはあって、それはそれで分かりやすいしそれだけ作り込まれている事の表れだと思うから悪いとは言わないが、見応えがあるのはどっちかを考えるとワンエグみたいな作品かなと思う。ワンエグを見た後にもっとアニメを見たい気分になった。夏クールも見られるだけ見よう。

7月1日(木)
今日から7月なんだって。8月になったらもう8月だってと言って、9月になったらもう9月だってと言うに違いない。時間は待ってくれない。
最近の日記は前に比べれば暗い内容ではなくなっている気がする。だんだん明るくなったとかでは無くてただ単にネタがなくなっているだけなんだけど。出尽くしたといえばいいか。元来より暗い人間だから何をもって明るくなったと言えばいいのか分からない。自分はすぐ分からないと書いてしまう。何でも知ってるつもりでも、本当は知らない事がたくさんあるんだよとおでんくんも言っていたように、知らない事の方が圧倒的に多いわけで。全ての事象が解明されて、本にでもなればそれを読みながら生きていけるのにね。人生の攻略本。でも攻略本を読みながらゲームをやるのって楽しいか?

7月2日(金)
今週は色々面倒な仕事を抱えていたけど全て終わった。我は自由だ。人間を相手にすると疲れる。
元々人に振りまくほどの愛想が無いので、持ち合わせの愛想ではなく、何か別のエネルギーを愛想に変換していて、その結果色々齟齬が発生して余計に疲れる気がする。何かのエネルギーを愛想に変換できるなんてアインシュタインもびっくりだぜ。人間と関わるのは疲れるから疲れを知らないロボットにでもなりたい。眉間にチップを埋めるだけでロボットになれる世界が来ればいいと思う。日本の何割が賛成してくれる?自分がロボットになったら何という呼称で呼ばれるのかな。キモオタロボかな・・・。

7月3日(土)
夏アニメが続々始まっている。はめふらも2期が始まった。1期も去年の話なんだな・・・。何かつい最近のような遠い昔のような・・・。「マンガ家さんとアシスタントさんと」「アホガール」でお馴染みのヒロユキ先生原作で自身初の30分枠のアニメ「カノジョも彼女」も見た。ドージンワークって半分アニメで半分実写だったんだな。知らなかったし見ておかないとまずいな。何で今まで30分枠をやらなかったんだろうと思っていたが、このノリを30分は中々大変だ。大変というのは見る分には大丈夫だけど、常にハイテンションの声優さんが心配という意味。あとヴァニタスの手記。普段ならスルーしてしまうけど、ボンズ制作で19世紀×スチームパンク×吸血鬼というオタクが好きな物を入れられては見るしかない。別に吸血鬼ものは好きでも嫌いでもないが。ただし、となりの吸血鬼さんは好きだ。何だかんだ毎年吸血鬼ものやってない?今年も既にMARS REDがあったし。
あんまり日記にアニメの事を書くといつもまとめている記事で書く事が無くなるから控えないと。万が一、億が一、兆が一このnoteの熱心な読者がいたらまたこいつ同じ事言ってると思われるしね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?