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日記:6月6日(日)~6月12日(土)

6月6日(日)
最近推し武道を観返しているが、ガチ恋勢をいつまで名乗れるのが許されるかを真剣に考えている。よく「二次元に生きる!二次元しか愛せない!」というオタクがいて(今はどうか知らない)自分もその中の1人だったわけだが、それも歳を取ってくると分別が付いて段々痛々しいなと自嘲するようになり、こういう事が言えるのって若いうちだけだよなと思ってくる。具体的に何歳とかは考えた事ないけど。
対象がアイドルのように実在している人間だったらどうだろう。実在している以上恋愛関係に発展する可能性が無いとは言い切れないが、まず無理な話だ。芸能人と結婚出来る一般の人って何者なんだろう。芸能人と結婚出来る時点で一般という枠から超えていないか?
話を戻していつまでガチ恋と言っていられるかだけど、具体的に何歳までなんて線引き出来るものではないが何年も言い続けていると・・・ねえ・・・とは思う。純粋に推しに対してそこまで好意を抱ける事自体は素敵な事だと思う。自分も誰かに推されたい。


6月7日(月)
前にTikTokを見ても何が面白いか分からなかったけど、今では好きでよく見るようになったと言っている人がいた。自分はTikTokが流行り始めた頃に、頭をぶつけていないと楽しめそうにないと思って以来全く興味が無いままなので、理解出来ない物を理解するまで触れ続けるのは素直に偉いと思う。自分も理解できなかったアルバムを何回も聴いて何とか飲み込もうとは思うけど、興味ないものだったら我慢ならない。こうして若い人の流行りが分からないおっさんになっていくんだと、今まさにおっさんになる過程にいると思っている。こうしてアンテナは折れて若い人のブームとかが分からなくなり、思考は凝り固まり、懐古ばかりするようになり、嗄れ声で最近の若いもんはと愚痴垂れる奴になっていくんだと思うと身の毛もよだつ。まだそれを自覚しているうちはマシだと思うけど、だんだんと思考が独りよがりになっていくといよいよ終わりだ。自分の感性は大丈夫だろうか。今は感性が腐らないうちに色んなものを吸収する時期かもしれない。

6月8日(火)
東京事変のアルバムをお急ぎ便の力でフラゲした。1曲目がまさかのラップで(秘密のDJverがあるとはいえ)、お経を取り入れながら鶏と蛇と豚ともリンクする内容に度肝を抜かれているうちにうねるベースが冴えに冴えわたる2曲目に入って、まだ2曲しか聴いていないのに全部聴き終わったらリピートしたいと思えるほど骨抜きにされてしまった。事変では『大発見』や椎名林檎のソロなら『三毒史』でもその時の社会や人間の本質を描いていたけど、今回はそれが更に凝縮され、比較的直接的な表現を用いたアルバムになったと思う。これを世に出すために8年ぶりに復活して10年ぶりにアルバムをリリースしたんだと言わんばかりの熱量を感じる。ニュースとか、それ以降にリリースされたシングルも今回はやけにメッセージ性が強いと思っていたが、それらもアルバムに入るとここまで強固なものになるのかと驚かされた。これは何回でも通しで聴かなくてはならないアルバムだ。


6月9日(水)
もし自分が囲いから祭り上げられていたらそれをよしとしてツイッターを辞めていなかったんだろうなと思う。囲いから祭り上げられてつけあがる勘違い人間を昔から裸の王様と呼んでいるが、今はそんな人ばかりだと思う。何も身に着けていないのに周りから素敵なお召し物ですねともてはやされて得意げになる。傍から見れば滑稽だけど、もし自分がその立場だったら恐らく心地いいと思っていたかもしれない。他人から褒められて悪い気持ちになるはずがない。何せ自分は友達もろくにいない孤独な人間だから簡単に他人の優しさに甘えてしまう。自分はリアルでもネットでも孤独で良かった。裸で街を歩きたくないし。

6月10日(木)
最近嬉しかった事と言えば東京事変のアルバムが出た事と孤独のグルメの新シリーズが決まった事だろうか。放送の1か月前に発表される事ってあるんだ。マギレコ2期の放送も急に発表されたし。
孤独のグルメみたいに食事シーンが妙に好きだ。遡れば幼稚園児とか小学生だった頃もドラえもんのロボット学校七不思議でドラミが作ったホットケーキ?(記憶が曖昧で何かまで覚えていない)をキッドが食べるシーンが妙に好きだったし、ドラえもんズもおかしなお菓子なオカシナナばかり見ていた記憶がある。ジブリも例によって食事シーンばかり目が行ってた気がする。何で誰かが食事をするシーンが好きなのか自分でもよく分からない。


6月11日(金)
メトロン星人はダンとちゃぶ台を挟んで会話をするシーンが有名でそこばかりにフォーカスが行ってしまうが、本来は地球侵略の為に人間の振りをしながら潜伏していた宇宙人だ。たばこの中に周りの人間が全員敵に見える物質を入れる事で人間同士に殺し合いをさせ、人類が滅亡してから地球を乗っ取る作戦を決行している最中でウルトラセブンにやられてしまう。何とも回りくどい作戦だと思った事もあるが、人間同士が信頼関係を無くしていきながらじわじわと甚振るように滅亡に近づいていく様を俯瞰するというのはかなりの悪行だ。この回りくどさこそが肝だったのだ。
この回は「我々人類は今、宇宙人に狙われるほどお互いのを信頼していませんから」というナレーションで締めるが、この回が放送された約50年後の現代はどうだろう。現代も他人を信頼しきれずお互いを監視し合いながら生きている人間ばかりだから、信頼関係が段々と無くなり、殺し合いまではいかなくても分断が分断を産む社会になっていくかもしれない。いや、もう手遅れな所まで来ているか?自分がツイッターをやっていた頃、ネットは本能のままに人を傷つける人しかいなくなるから、自分だけは唯一の理性として崩壊の様子を見届けたいみたいな事を定期的に書いていた。だから自分もメトロン星人のように、お互いを信頼出来ない人類の行く末を見届けたい。前にtvkでウルトラセブンの再放送をやっていて大体は見たけど全話見られなかったのが悔やまれる。その後にやった帰ってきたウルトラマンは全話見たけど、それ以降Aもタロウも放送してくれなかったし、またウルトラマンから観直したい。

6月12日(土)
久しぶりに髪を切りに行った。暑くなってきて髪で蒸れてくるのがうっとおしいと思ってきていたので心まですっきりした気がする。蒸れるのが我慢できないのでミュージシャンみたいにずっと長髪の人はよく我慢出来るなと思う。何年も長いままなら慣れるのだろうか。まあ肩にかかるまで長くするつもりもないけど。そんな髪型にしたら家族から顰蹙を買って勘当されるんじゃないだろうか・・・。

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