「灰と幻想のグリムガル」感想 #11

冒頭はメリイの回想から入ります。かつてのパーティメンバーだった人たちと一緒にいるシーンでしたが、それが数分後には屍と化した彼らと対峙することになります。メリイは亡くなり屍と化した彼らと会う事を想定して光の魔法を習得しており、それを使う事で供養することを考えていました。屍となっていても彼らは強いですね。元々の強さがそのまま残っていたと思いますが、とはいえハルヒロ達では複数人で1人を相手するのがやっとです。そして3人ともメリイの魔法により、彼らが身に着けていた服と装備だけが残り、肉体は灰となりました。消えてしまう悲しいシーンではありますけど、ここは魔法のエフェクトも相まって、ほんの一瞬だけ彼らの意識も戻り、メリイに最後の別れをする美しいシーンでもあります。冒頭の回想が効いてきますね。

無事にメリイの昔の仲間も供養したのですが、デッドスポットに見つかってしまいます。そこからコボルド達も参戦し一気にピンチに陥ります。コボルド達はボーガンや盾など人間同様武器を使ってきます。ゴブリンといいコボルドといい人間同様武器が使えるのは厄介ですよね。前も言いましたがやはりガルガンティアみたいにかつて人間だったという衝撃展開があったりするんじゃないですかね。原作ファンに怒られそうですけど。

木造の足場を使い逃げ回るハルヒロ達、しかし足場をタックルで破壊するデッドスポットの型破りな攻撃によりハルヒロが落ちかけますが、ランタがそれを助けます。しかしその後ハルヒロは逃げることが出来るも、ランタは下に落ちてしまいます。また犠牲者が出るのか・・・?と思ったところで今回は終わりです。ハルヒロは最後に弱すぎる自分自身が敵だと言っていました。デッドスポットは確かに強い敵ですが、しかしそれに臆してしまう弱い自分もまた敵だという心の葛藤が吐露する瞬間です。1つ壁を超えるための大一番、弱い自分に打ち勝ち、全員生きて帰ってきてほしいと思える場面ですね。

ついに来週最終回。何とか全話見ることが出来そうです。正直消化ギリギリで中には見るのを諦めてしまったアニメもありました。本来ならそういった場合再放送を見るのを諦めるのですが、グリムガルだけはどうしても見返したかったのでそのまま見続けました。新作も再放送も両立して見られるようにはなりたいですけどね・・・。

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