#SnowMan の初動売上を読み解く

まず、この記事。

1stアルバム「Snow Mania S1」の初動3日間の販売枚数が755,956枚だったことがBillboardで発表されました🎉
過去作品の初動(=発売3日間の速報値)をBillboardで遡ると、こんな数字になっていました。

●D.D. 569,152枚
●KISSIN' MY LIPS 809,530枚
●Grandeur 711,767枚
●HELLO HELLO 718,741枚

単純に数字だけで見ると、D.D.からKISSIN'の間(≒ステイホーム期間中)にファンが増えたであろうということ、KISSIN'は色んな要因がプラスに働いた結果の異常値と捉えると、Grandeur以降の数字が今Snow Manが持っているポテンシャルなのかなと感じています🤔

シングルとアルバムでは単価が異なるにも関わらず、初動70万枚強が平均値になっているというのは単純に誇れることですよね✨
フラゲ日を含む初動3日間に購入する人というのは、発売日を把握していてその日めがけて買いに行くという行動を取っているので、ある程度熱量の高いコアファンと言えると思います。

選挙に例えると、「固定票」がコアファン、「浮動票」がライトファン。
熱量の高い「固定票」が多いほどその組織は盤石ということ🪨
コアファンによる一定数の確実なリターンが読めていれば投資もし易くなるし、プロモーションの自由度も高まっていいことづくめだと思います🥰
そしてこうなってくると、マーケティング視点ではこのコアファンの方たちにずっと好きでいてもらうアクションがとても重要になってきます。

というのも、新しい商品やコンテンツのプロモーションというのは、一般的にそのほとんどが新規獲得が目的。
知らない人に知ってもらって、好きになってもらって、買ってもらう。
商品やコンテンツが大きくなるためには絶対に必要なことで、その目的はぶらしてはいけないところ。

どんなコンテンツでも属性が異なる"新規"と"ファン"のニーズが違うのは、当然と言えば当然。
ことプロモーションに関しては、上記の理由から"新規"への比重が大きくなります🤔
そしてファン向けの施策は、同時進行であったとしても目的が異なるため、別軸で考える必要があります。
たまにファンが「ファンは本当はこういうものを求めているのに…」とぼやいていたりしますが、その感覚は正しくて、プロモーションのほとんどは新規獲得が目的だからファン視点とのギャップが生じるんですよね。
(定点とかまさにそう🥺私も"ファン"の立場だからとても共感できます!)

ただ、これだけ多くの「固定票」を持っていると、その人たちに嫌われてしまうのは一気に致命傷になりかねない。
他の事例を知らないから比べようがないけど、購入特典の誤植の対応が手厚いのもそういう理由のような気がしています。
だから、特にレーベルに対しては、どんどんファン視点の要望を伝えてみると良いタイミングだと思います🙆‍♀️
もちろん相手も機械ではなく人なので、現状に対する「不満」や「クレーム」ではなく、より良くしてもらうための「要望」になるように。

ファン視点というのはファンからするとごくごく当たり前のことであっても、制作側からすると思いもよらないことがたくさんある、というのが私の実感です☺️
意外と小さな労力や投資で叶えられるものもあるので、要望が良いきっかけとなって今後のプロモーションプランの中に、ファン向けの施策を追加してもらえる可能性があるのでは、と思いました😌

コアファンのまとまった売上が見込める→投資しやすくなる→プロモーションの自由度が高まる→新規と並行してファン向け施策に注力する余裕と理由が生まれる
というロジックです🙆‍♀️

以上です!