ゴシップについて思うこと

2021/1/5にふせったーを使ってTwitterにpostした文章の再掲です。
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以下はあくまでも私の考えです。

コロナ禍で実感した方も多いと思いますが、エンターテイメントは医療などのエッセンシャルワークと違って生きるのに必ずしも必要なものではないです。
でも、エンターテイメントがあることで勇気づけられたり、笑顔や幸せをもらったり、人生をより豊かにしてくれたり、情緒的価値が非常に高いものだと思っています。

だから私は、エンターテイメントの世界で働く人たちのことを心から尊敬しています。
人生をかけて、時には多くの犠牲や我慢を呑み込んで夢に向かって頑張る姿は、私にはあまりにも眩しいです。

でも、一方で芸能人というのはあくまでも職業のひとつだと思っています。
職業、俳優。
職業、芸人。
職業、アイドル。
私たちに仕事とプライベートが当たり前にあるように、芸能人にだってプライベートな時間があって、それは本来仕事とは切り離されるべきことだと思っています。
芸能人だって息抜きしたくなることも、愚痴を言いたくなることも、時には失敗してしまうこともきっとある。
でもそれは本来、私たちが知る必要のないこと。

よく有名税と言われるけど、業界は才能にお金を払っているだけで、プライベートを暴かれるための対価ではないというのが私の持論です。
だってそう考えないと、あまりにも救いがないと思うから。
エンターテイメントという素晴らしい職業に就いている方たちが、あまりにも窮屈だと思うから。
一つひとつの出来事が心をえぐって、反論は許されなくて、いつしか疲れた、自由になりたいと思うのも当然だと思うから。

だから私は、ゴシップサイトは見ないことにしています。
SNSでも話しません。
ゴシップ系のパパラッチという職業がこの世からなくなればいいと思っているから。
広告収入が入るのが嫌だから。
自分の1クリックが、次のゴシップを産むから。
エンターテイメントを与えてくれる存在が大切だから。
記事が本当だろうと嘘だろうと関係なく、私にとってパパラッチは悪です。
事実だけを見る、それで十分です。

そして、受け手の行動に対して思うのは、誰にとってもSNSは唯一の世界ではないはずということ。
公共の場に相応しくない内容はオフラインで身近な誰かと話したり、オンラインでも非公開の場で話すべき。
それは、一人ひとりの倫理観の問題だと思っています。

以上です!