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所属するべきコミュニティは3つが適切

2022年末から年を跨ぎ、2023年1月末までの間、コミュマネゼミというコミュニティマネージャーについて学ぶ講座を受講している。
その活動の一環として
「みんなが過去所属してたコミュニティを教えて!」
という問いに対して、以前所属していたPOOLOとこのコミュマネゼミの参加者にアンケートをさせてもらった。

その結果、私が導き出した結論は
3つのコミュニティに属することが、豊かさへのヒントになるのではないかということだ。
なぜそのような結論に至ったのかをここに残そうと思う。

アンケートの対象

POOLOもコミュマネゼミも、「旅で世界を、もっと素敵に」を掲げるTABIPPOという会社関連のコミュニティである。
旅が好きで、真剣に豊かさについて考えたり、自分のやりたいことに真っ直ぐ向き合ったりしている参加者が多い。
だからこの人たちは今までどのようにして育ったのだろうか?と、単純に興味があった。
また、私自身2人の子を持つ親の立場として、子どもたちにどのような環境を整えてあげたら良いかも参考になると思った。

なお、ここでいう「コミュニティ」の定義は、“参加者一人ひとりが主体的に動き、それぞれが目的を持ってつくる「場」”(コミュニティづくりの教科書参照)というような組織的なコミュニティというよりも、もっと広義な意味で“習い事や部活動、地域といった何かに身を置いている、所属している状態”のことをいうこととする。

そして、私はある仮説を立てた。
それは
「旅が好きな人は所属していたコミュニティが多いのではないか」
ということだ。

その仮説を裏付けるためにアンケートを行った結果、大変興味深いデータが取れたので紹介したい。

なお、アンケートは25名の方々にご協力いただいた。
Special thanks!!

考察①幼少期の習い事の最適解

幼少期〜小学校時代は、どちらかというと「自分がやりたい」からやるというよりも
親が「やらせてあげたい」という思いでやらされてる感が強い気がする。(もちろんそうでない場合もあると思うが。)
なので親が整えてあげるべき環境の参考になる項目だ。

アンケート結果は次の通りとなった。

未就学児の習い事

幼少期にやってたこと

第1位 水泳
やはり水泳は大人気!全身運動かつ幼少期に色んな身体の動かし方ができる、陸上より負担が少ないことがメリット!

第2位 楽器(ピアノなど)
音楽も早いうちから始める方が良さそう!

第3位 公文式
やっててよかった公文式が堂々3位!

その他ダンスも割と若い世代に人気。
ダンスは身体も動かしながらリズム感も養えるため非常に良い習い事だと思う。

小学校時代の習い事

設問②小学校時代にやってたこと

第1位 水泳
幼少期に続き水泳人気は圧倒的!万が一の時に泳げた方が生存率も上がるし、やはり全身運動を少ない負担でできるのは魅力!

第2位 サッカー・野球などのクラブチーム、チャレンジ(学研)
公文式が降格し、クラブチームに属する人が増えた結果。やはりスポーツは人気。
またこどもチャレンジ(学研)も人気。ただ後述するがチャレンジは難あり。

第3位 楽器(ピアノなど)
音楽は幼少期から続けている人が多いのと、小学生から始める人も結構多そう!

その他に英会話や習字、武道も多かった。
意外にもそろばんが少ないという結果に。
読み書き算盤の時代はもう古いのか。。。

総括

これらをまとめると、次の3つの系統に大別できる。
・スポーツ系
・音楽、芸術系
・勉強系(特に英会話などの語学)

この3つのカテゴリーにバランス良く属することが最適なのではないかと思えた。
例えば、プール・ピアノ・英会話の組み合わせや、サッカークラブ・軽音・塾といった具合だ。

次に注目なのは、同時期にいくつの習い事を掛け持ちしていたかの数値だ。

一般的な統計では
未就学児の平均:1.62個
小学生の平均:2.08個
とのこと。

一方、POOLO・コミュマネゼミ生の平均は
未就学児:1.68個
小学生:3.12個

未就学児はそこまで変わらなかったが、小学生では平均を大きく上回る結果となった。
最も多い人で、7個のコミュニティに所属していたという人もいた。

関係があるか否かはデータ量が少ないので明言はできないが、旅が好きな人は様々な経験豊富な人が多いように思える。
幼い頃から様々な環境に身を置いた結果、旅をして自分の心地よい居場所を探すのが好きなのではないだろうか。

つまり、旅好きやノマドを好む人は、過去に所属していたコミュニティ(習い事)が比較的多いという仮説が一応証明された。

とても興味深い!!

考察②やるべきこととそのデメリット

やるべきこと

「やれば良かった、やらなかったことを後悔していると思うもの」の問いに対する回答で多かったのは主に次の3つだ。

・語学、英会話
・ピアノ、楽器
・ダンス

共通点として、早いうちから始めた方がメリットが多く、長く続けられる要素の多いものと受け取れる。

脳の基礎の8割は5歳ごろまでに形成されるといわれている。
そのため、早く始めた方が有利になることが多い。
また非認知能力の向上が期待できたり、幼い頃から自信をつける体験ができるのもメリットとしてあげられそうだ。

スポーツにおいては5〜9歳が神経回路が発達する時期のため早く始めるのが有利とされている。
語学は音から入った方が、文法などの先入観を持たないで学べるため10歳ぐらいまでに始めるのが良いとされている。
音楽においてもリズム感や楽譜の読み取り、音感においても7歳頃までに訓練した方が良いというデータもある。

総じて、私が導き出した最適だと思うやるべきことは
洋楽ダンス
である。

運動にもなるし、リズム感も養え、洋楽なら歌って音を覚えることで語学学習にもなるのではないかと考えた。
ダンススクールは幼少期に属するべきコミュニティ(習い事)として最適ではないだろうか。

習い事をさせることのデメリット

もちろん幼少期から習い事をさせるデメリットも考えられる。
大きくは次の3つだ。
・子供の睡眠不足になりがち
・送迎などによる親のストレス
・家計への負担

大人にも言えることだと思うが、入っているコミュニティが多すぎると頭の切り替えが上手くできず、疲労が蓄積する。
帰ってくる時間も遅くなり、夕食や風呂などの時間も伸び伸びになり、最終的に寝る時間が遅くなることで、睡眠不足になりがちとなる。
睡眠時間や質は特に幼少期は重要であり、小学生までは10時間程度、大人でも8時間程度の睡眠が好ましい(もちろん個人差はあるが)。

また当然ながら親の送り迎えも必要で、近年では当たり前の共働き世帯にとっては難しいと言わざるを得ない。

家計の負担は言わずもがな。

子供が疲れている、ストレスに感じているなら無理に続けさせない。
友達と遊ぶ時間も大切と割り切る姿勢も大事だと考える。

多すぎず少なすぎず、やはり同時に習い事やコミュニティに入るのは3つぐらいが適切ではないかという結論に至った。

考察③コミュニティに大切な要素

中学生以上になると、親が整えた環境というより、「自分でやりたいからやるんだ」というマインドで何かに属することが多いのではないだろうか。

ここでは私が大切だと思うコミュニティの3つの要素
広さ・長さ・深さ」について考えてみたい。

①広さ

様々なコミュニティに属していれば、浅くても広い知識や経験が積める。
所属するコミュニティが多ければ多いほど良いというものでもないと思うが、家族、学校を除いて外のコミュニティに属することで視野が広くなるのは明確である。
後述の「長さ」にも関連するが、合わないと思うものは半年程度で見切りをつけて辞めるのが良さそうだ。
特に中学生以上で自分で意思決定ができる年代では、様々な分野に興味を持ち視野を広げることが重要であると考える。

②長さ

一番長く続けていたことは?という問いに対して多かった回答は、スポーツ系や音楽系が圧倒的だった。
特に陸上や水泳などは個人競技のため続けやすく、速くなった実感が得られやすいため続けやすいといった特徴がありそうだ。
次いでピアノやダンス、習字など、他人から評価されるものも続けやすいといえそうだ。
また続けた年数の平均は9.56年だった。

一方で、すぐに辞めてしまったものは公文式やこどもチャレンジといった自己学習系が多く目立った(私もその1人)。
達成欲が満たされにくいことが、継続を妨げる要因だと分析している。

アンケートでは、続かなかったものは半年以内で辞めたという人が多かった。
まずはやってみて、合わないと思うものは半年ぐらいで見切りをつけて、他のものも見てみる。
そして続けられそうなものを長く続けるのが良さそうだ。
特に子供には「継続は力なり」を体験をもって学ばせたい。

③深さ

深さを示す指標は難しいが、ここでは居心地の良さやコミット具合のことを指すこととする。
居心地が良かったと思うコミュニティの特徴として2つのキーワードがあげられそうだ。
1つは「心理的安全性が高いこと」、もう1つは「刺激しあって成長できる環境があること」である。
心理的安全性が高い状態とは、質問やアイデアを提案しても誰かに受け止めてもらえると信じて、率直かつ気軽に考えやアイデアを発言できる環境といえる。
刺激しあって成長できる環境がある状態とは、メンバーの活動がオープンになっており、そこから自分も刺激を受けて成長を感じられる状態である。
一方通行の多い自己学習系や講義形式だけでは、コミュニティは深く関わるのが難しいと考える。

心理的安全性のつくりかた


この「広さ・長さ・深さ」 の3要素が揃うコミュニティを作り、増やしていくことが、コミュニティマネージャーの務めだと思っている。

まとめ

まとめると次のとおり。

  1. スポーツ系、音楽・芸術系、勉強系(特に英会話なのど語学) の3つのカテゴリーにバランスよく所属すべし。
    そのうち1つはダンスがおすすめ!(洋楽中心だとなお良い)

  2. 若いうちはなるべく視野を広げるために色んなコミュニティに参加し、まずは半年続けてみる。
    半年続けて居心地が悪ければ見切りをつける。
    居心地が良ければ、なるべく3つのコミュニティを長く継続することが望ましい。

  3. 心理的安全性が高く、刺激しあって成長できる環境がある状態がベスト。

以上が私の考察結果である。

限られた時間と家計の中で、入るコミュニティや習い事は選択と集中が改めて大事だと実感した。

自分が子供の頃にやりたかったこと、できなかった経験を、なるべく子供たちにはやらせてあげたい。
子供がやりたい!と言ったことはまずはやらせてみる。
させてみて、誉めて伸ばす。
それがちゃんみね家のコンセプト!

大人がどんなコミュニティに属するか悩んだら
ぜひともPOOLOに参加してみてはいかがでしょうか?
きっと広く、長く、深い付き合いができる素敵な仲間と出会えると思うので、属するべき3つのうちの1つに!
POOLOはスポーツ系、音楽・芸術系、勉強系満遍なく触れることができると思いますよ!!

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