よりを戻そうと言われて~キンモクセイの香り~

匂いの力ってすごい。
ある記憶がそれに関係してる匂いを感じると鮮明に思い出される。


大学時代と社会人一、二年目の時。
同じ人と計3年ほど付き合った。

あの人と付き合ってた期間って、、
人生で1番大勢の人と出会えた時のはず。
19歳から24歳までの貴重な時間を無駄にしたなぁ。。

新しい出会い探しに疲れる度にこう思う。

よりを戻しさえしなかったらなぁ。。。
と虚しい気持ち。

大勢の男の人が働いているメーカーでの2年間で出会った人達とも何かあったかもしれない。

19歳の時に自分から告白して初めて両思いになれた人に就活が始まる直前に振られて

大学の勉強も資格の勉強も就活もバイトも全く手につかなくなって
めちゃくちゃに悲しかった。
目の前が灰色になって
2日くらい味覚を失った気がする。
失恋ってこんな辛いんか、、



付き合ってた最初の二年間が本当に楽しかったから絶対絶対別れたくなかったし
お互いにはお互いしかおらんと思ってた。
半年だけやったけど日本とアメリカとの遠距離も耐えた。
から
その当時1番辛かったし、人生で2番目くらいにしんどかった。

でもこんなに恋愛に依存してだめになってる自分が嫌で嫌で仕方なかったし
その時に再開した中学の同級生や親、友達のおかげで何とか元の自分に戻って
2年くらい経った頃
彼は突然連絡してきた。
びっくりし過ぎて信じられなさ過ぎた。

よく考えたけど
大好きで、絶対別れたくなかった彼の
「もう好きじゃなくなった」
という勝手な理由も忘れて
(超有名な企業に内定もらったっていう噂
=金に目が眩んだ背景あり)

よりを戻し

そして1年も経たないうちにまた彼は

「もう好きじゃ無くなった」

と言った。

よりを戻そうって言われてよりを戻してしまった24歳の自分に言ってやりたい。

「そいつはあかん。」と。
人生で過去に戻って自分に助言できるとしたら1番にこのタイミングを選びたい。
(あと私立の文系の学部の大学に進学すると決めた日も)


1回目の別れ話もよりを戻す話も
2回目の別れ話も全部彼から。


2回の別れる前にはいつも旅行があって
その旅行中に彼は
「〇〇〇(私)が自分勝手すぎる」
と思って
好きな気持ちが無くなったらしい。


誰か私の代わりに突っ込んでくれ、お前は何やと。
勝手なことを言うのもたいがいにしろと。
1番勝手なのは誰かと。

正直より戻すなんて、なんて都合の良い男やって思ったけど
振った人によりを戻そうとするってことは
今回はずっと一緒にいてくれるんやろうと思ってより戻すことに決めたのに。
より戻す話の時も、今度は絶対上手くいくようにするって言ってたのに。

人って信じられへんなぁ
所詮他人は他人


こんなこと嘆いても仕方ないから


悲しくなった時は自分自身に

見る目を養おう
踏み台にしよう
頼れるのは自分だけ

と韓国ドラマの主人公みたいに強めの独り言を言って自分磨きに励みます。





追記: 別れた時期が両方ともキンモクセイが咲く時期で
この時期に最寄駅からの暗い帰り道に泣いて歩いたことを毎年思い出します。その花の匂いくらい強烈に。

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