指標




ひとつの指標。そんな日が思ってたより早く叶った。そんな昨日。



ここ2年くらい、すごーく長く感じていた。

その前までは1日12時間とか働きながら、バンドだけをやっていて、週1回のスタジオと月1〜2本のライブをこなす程度。
1日、1ヶ月、1年、すごくあっという間だった。
大人になるってこういうことかなんて思いながらも、今考えると薄っぺらい毎日を送っていたななんて思う。

1人で音楽を作るようになってから、ある意味時間が長く感じて、それでも時間が足りなくて。
たくさんのライブをやって、それだけたくさんの出会いをして、出会いの分いい思いも悪い思いもたくさんして。
年齢の分時間が早く感じるなんて言うけど、今現在、体感的には中学生のときよりも時間が過ぎるのが遅い。それだけ濃い時間を過ごしてきたのかもしれない。


話を戻すと、わたしはバンドと1人の活動で立場も違ければ目指しているベクトルも違う。どっちのよさも悪さもある。最終着地点のベクトルが違うからそのギャップに苦しむこともある。

そんな中で、1人でやるにあたって小さな指標を1つ持っていた。1つ自分がステップアップするために持っていた夢が昨日1つ叶った。
叶った上に会いたかった人たちとも会えたのは本当にいいことだったというか、願いは言葉にするべきだなとも思った日だった。


叶ったから、と言ってあくまでそこで尽きる気はそもそもないんだけど、新たな指標も生まれたし、ただがむしゃらに先も見えずやってきた日々も無駄じゃなかったなと感じた。

1年半。自分でも口にすると驚くほど短いし、人にも驚かれる。もっとやってきてた気がしたけどそんなもん。濃かった。まだまだ続く、いや続かせる。まだまだこれからです。


欲を言うならもっとたくさんの人にわたしの言葉を聴いてもらいたいし、今聴いてくれている人はめちゃくちゃに大切にしたい。

そのためにどうしたらいいか、を考えたいし、それが楽しかったりする。
数ヶ月前までどん底だったけど、そんな憎しみさえも愛せる人間になりたい。愛することで覆せる人間でいたい。
例え音楽的に母数が少ないアンダーグラウンドなジャンルでも、関係ないと思うのよね。歌詞を伝えたいからこのポエトリーというジャンルを選んだわけだし。




でも頑張る、というより楽しんでやりたいなあ。歌詞の暗さ的に楽しんでいるのかと言われそうだけど、0から1を生み出すことが楽しいからそういう問題じゃないんだよね。
わたしにとっても、それがなければ息絶えてしまうという生命維持の観点的にも(笑)

頑張ったら、苦しみで終わってしまいそうだから、楽しみながら今後もやっていきたいと思う。少しずつね。小さな指標を確実に。

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