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諦念と多幸感

という言葉で、藤井風の歌詞世界は語られることが多いと思う。
「帰ろう」も「それでは」も
確かに、本当は君いくつなんだ?と言いたくなるくらい、
人生を達観しているような音と歌詞世界だな、って思うけれど、

そういえば、オザケンにもそんな曲があった。
こないだ、まさかの2年延期の末に決行されたツアーで聴いた「アルペジオ」。

曲頭のまさに「アルペジオ」本当に寂しくも、暖かい。
オザケンは、文学的な歌詞だったり、ソウルフルな曲だったり
どちらかといえば明るい曲と歌詞が多い(と個人的には思う)けれど
この曲と「さよならなんて言えないよ」の2曲は、
おじさんに片足を(いや、両足を)突っ込んだ今だから、沁みる。


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