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【毒麻痺ロックデッキ】ハザードロック2[ドクケイル・フラージェス・セレビィ◆]

※本記事は全部無料で読めます

アモーレ。(愛する人)
CHANGです。

ポケモンソード・シールドが発売され、新しい時代がやってきました。「ポケモンらしくない」とやんや言われていた彼らも2週間もすればすっかり定着です。いつもの流れですね。

それと同時に、2019年11月29日で公式レギュレーションが変更になりました。スタンダードレギュレーションで使用可能なカードは[A]〜[C]であったものから、[B]以降になりました。エクストラは引続きになる一方で、カードプール広いの大好き勢は日々グヒグヒ言いながら研究を進めています。(僕もそうです)

Aブロックに入っていた多くの有用カードが使えなくなり、スタン落ちを初めて経験する方々にはそれなりのショックがあったことでしょう。
まあがんばって立ち直ってください。#適当

前置きはそれくらいにして、本題に入ります。
僕はロックデッキが大好きで、いかに相手の方に嫌がっていただけるかに重きを置いてデッキを考えているのですが、前期使っていた毒麻痺ループデッキ「ハザードロック」のキーパーツがスタン落ちによって使えなくなってしまいました。

▼2019シーズンで紹介したときの記事
(画像から記事に飛べます)

ハザードロック1

主に、以下のカードが使えなくなってしまいました。
やまおとこと、アマージョです。

さよなら

おつかれ

とても気に入っていたデッキなので残念ですが、じゃあ2020シーズンで使うことができないものかと改めてウンウン調整してみたら、逆によりピーキーなデッキになってしまいましたので、紹介してみたいと思います。

災害、ふたたび。
ハザードロック2。


■デッキレシピ

ハザードロック2


●ポケモン 23
3 ケムッソ
3 マユルド
2 ドクケイル
3 フラベベ
3 フラエッテ(はなつみ)
2 フラージェス(はなつみ)
1 フラージェス(ワンダーギフト)
1 エネコ
1 エネコロロ
1 メタモン◆
1 セレビィ◆
2 ビリシオンGX

●サポート 11
4 シロナ
2 博士の研究
2 エリカのおもてなし
1 ギーマ
1 イツキ
1 レッドの挑戦

●グッズ 18
4 しんかのおこう
2 クイックボール
2 ネットボール
2 ポケモン通信
2 Uターンボード
2 ザクザクピッケル
2 リセットスタンプ
1 フラダリラボ
1 ふつうのつりざお

●エネルギー 8
4 草
4 リサイクルエネルギー

■デッキ説明

進化したときに一度だけ相手を「どく・マヒ」にでる特性【ハザードしんか】を持つドクケイル。
毒になってマヒになるということは動けないままダメージが蓄積できるということで、この特性を毎ターン使うことはできないかというところから生まれたデッキです。

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進化したときに一度だけしか使えないということは、進化して特性を使い、また退化すれば使えるということで、主軸となるのはデッキに1枚のみ入れられるセレビィ◆のワザ【ときのひずみ】です。

ただもちろんマヒを解除する手段はいれかえを始め様々あるので、相手にその手段を確保されるとロックが継続できなくなります。
そこで、前作同様相手の手札に干渉するカードとして、フラージェスを採用しました。

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アマージョのように相手の手札を見て選ぶことはできなくなりましたが、以下4点の良いことがありました。
・たねのフラベベが「ぬけがけしんか」を持っており、後攻1ターン目から進化できる
・1進化のフラエッテが2進化のフラージェスと同様の特性【はなつみ】を持っており、擬似的に邪魔することが可能
・同じくフラエッテが逃げ1(アママイコは逃げ2でした)
・同進化ラインの分岐で有用なフラージェスに進化可能

そう、フラージェスは実はもう1種類ありました。
これについては後述します。

ここまでで
●毒マヒにする
●手札を減らす

この二点ができるようになりましたが、
前作と同じく、相手がトップドローで解決してしまう悩みが発生します。
以前はエネコロロ&やまおとこでロックをしていましたが、やまおとこが使えなくなってしまいました。

この時点で同様の効果を持つグッズザクザクピッケルを採用することになるのですが、これは当然グッズなので消費すれば無くなってしまいます。4回使ってはいおしまい、ではループデッキとして完成していません。
そこで採用されたのが、「もうひとりのフラージェス」です。
フラージェスにはもう1種類、素晴らしい特性を持っているのがいて、「トラッシュにあるグッズをコインがオモテなら山札の上に戻す」というのがいました。

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これでコイン次第ですが、ザクザクピッケルを自分の山札の上に乗せることができるようになりました。
しかし、あくまでコインはコイン。確率は50%です。

コイン…コイン…
コインを確実にオモテにするようなカードなんてあるはず…

イツキ


いました。

イツキです。
イツキはサポートで1回しか使えませんが、前回と同様エネコロロと組み合わせることで「毎ターンイツキを使い、コインをオモテにする」ことができるようになりました。
これでついに揃いました。
●相手を毎ターン毒マヒにして
●手札を2枚ずつ山札に戻し
●山札トップをロックし
●その手段をループできるようにする
つまり、この時点で対応策が手札以外にないデッキは、もう何もすることができません。
全てはこちらが支配し、相手が全員毒のダメージで倒れていくまで繰り返していくだけです。

さらに、ザクザクピッケルをワンダーギフトで固定することにより、自分の山札が切れることが無くなりました。自分のトップも固定になるのですが、トラッシュから永遠に戻ります。
もちろん相手も引いたカードを山札に戻されるので、圧縮されることはありません。残りの枚数の中のトップ3枚すべてが解決札でない限り、ロックループから抜けられなくなりました。

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これが2020シーズン用にカスタマイズされた、
ハザードロック2です。


■各カード解説

▼採用カード

●ドクケイル
毒マヒループの要員であると同時に、サブアタッカーでもあります。
かぜおこし70ダメージは自身の特性と合わせることで
70+30→30→70+30
で基本的に230ダメージまで担保できますから、いざというときは自分たちでも戦います。
1体いればいいですが、マユルドの【まゆがあつまる】を使うときもあるので3−3−2ライン。

●フラージェス
【はなつみ】はメインとなるため2枚、
【ワンダーギフト】はあとから添えればいいので1枚。
進化ラインがとても優秀。
進化を確実にしたいため、3−3−2・1ライン。

●ビリジオンGX
前回から続投する守護神。
1エネドロー、2エネアタック、GXで回収と未だ他カードと比較してもマッチしているため抜けようがないカードです。
基本的にはダブルドロー要員ですが、センシングブレードで戦うとドクケイルと合わせることで
130+30→30→130+30
で320までみることができます。
あれ?VMAX…?

●メタモン◆
いるとなんにでもなれるのと、ベトベトンの消失によりより使いやすくなりました。
他ラインに進化したのち、【ときのひずみ】でメタモンまで戻って違うポケモンに進化することも可能。

●エネコロロ
中盤のサポ不足解消はもちろん、
イツキループのおかげで無事続投。
とても強いカード。

●ドローサポート
基本的にはあまりカードを切りたくないので、シロナが最優先に入ります。
3−4ターンまでにポケモンを場に置いていきながら手札を減らしてシロナを使い、ダブルドローで補助していく形。
もちろん、いらないもので腐り始めたらばしばし博士で切っていきます。だいじょうぶ。完成したら残り山札が0でもループ開始できます。

●ギーマ
前作の途中で採用し、ループを完璧に仕上げたカード。
相手の場のダメカンを3つ選び、他のポケモンに3つ移動するのですが、この効果はこのデッキでは最強の効果で、相手のHPによって往復で倒すことができない相手を、ギーマによって調整できるようになりました。

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もちろんエネコロロで回収できるので、イツキと選択にはなりますが基本的に相手は返しにターンでどくで気絶することになります。
HP30以下だけはお手上げ。

▼不採用カード

○イオルブ
新カードです。
特性【バグスレーダー】はフラージェスとピッケルの役目を1枚でそれ以上にこなしてくれるのでとてもマッチしているのですが、イオルブを置くために1ライン置かなくてはならず、さすがに2進化をさらに増やすのは厳しいという判断。
ただし、エネコロロ・フラージェス・ピッケルの合計5枚くらいを回せるので、今後調整していく形になります。

単にイツキループを開発できてテンション上がって使いたかったのもあります。
※※2020年8月4日加筆※※
現在はイオルブ構築で使っています。
サッチムシがベンチ呼べるしループ力上がるし便利。

○ジラーチ
【ねがいぼし】は便利ですが、場持ちは悪いしポケモン持ってこれないしで今回は保留。

○ウッウV
1エネで2枚好きなカードを持ってこれるのでダブルドローの上位互換であること、HPも高く場持ちもいいことでとても良いのですが、攻撃ワザが3エネでほぼ使えないこと、GXワザ回収が当然できないことで現在はまだビリジオンで様子を見ています。

○エール団のしたっぱ
エネコロロのループ先をこれにすることで、毎ターンエネルギーをバウンス、それを山札に戻すことができます。
トップロックよりも相手の場をゼロにすれば解決できるのでは、とも考えられるのですが、1エネ起動のポケモンが入れ替えで起動してセレビィを倒したら崩壊するので、トップロックで確実に止める方向にしました。


■最後に

前作ハザードロックは最初に作ってから完成まで半年かかったのですが、そこまでに貯めた知見を活かして即座にリペアできたことで、引続きロックコントロールで遊ぶことができるようになりました。

このデッキは僕にとってがんばって作った新しい芸術という、「美しいロック」を体現したものになります。我ながら気持ち悪い表現です。

ひとつのデッキを練って練って練り上げていくのが、僕のポケカの遊び方のひとつです。この面白さはデッキメイカーならではだと思いますし、それが環境に合う・合わないではなく、アイデアを作り、見てほしい、もしくはお互いのアイデアを褒め合うといった楽しみもあります。

このドクケイルも恐らく来年には使えなくなるでしょう。
それもまた楽しみとして、今はこの新しく組んだデッキで今日も元気に
「何もできません…どうぞ」
と言ってもらえるようにがんばりたいと思います!
とっても楽しいですよ!(僕だけが)


それではまた。

良ければおひねりいただけると、
今後も変なデッキを紹介していくモチベになります。
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