【6日目】儚さは偶然の産物

今日もセパレート（と呼ぶのかは知らん）を試してみる。少量のワックスを強めに捺して薄く作っておくと多少マシに仕上がる気がする。動画だとスタンプヘッドの上に直接垂らして余ったワックスをこそげ落とすみたいな高等テクニックが見られるが、そのやり方を試してみても秒で冷めて固まってしまってうまくいかない。ヘッドのほうを熱々にしとかないとダメなのかも。

今日はカッターで6色のワックスを薄く細かく削り、紙吹雪のようにしたのをホワイトの下地にまぶして捺すという技も試してみた。もちろん好きなアイドルたちのメンバーカラーだ。
まぶしの工程で若干もたついたせいでムラができ、理想通りとはいかなかった。もったいないので諦めて溶かして生まれたのが写真下のやつ。なんか儚いんだか儚くないんだか……みたいな不思議な仕上がりになった。作った直後だからそう見えてるだけで明日見ればきっともう儚くはない。

どうせならメンバーカラー6色すべてがうまく表面に現れてくれればよかったのだけど難しい。青なら青、ピンクならピンクというふうに同系色×下地ホワイトでやったほうがかわいくなりやすいかもしれない。

好きなアイドルたちを取り巻く世間のゴタゴタが毎日毎日もう嫌というくらい目に飛び込んできて、特にここ数週間はいよいよ病むぞと思うくらいしんどかった。でも1日たったの1時間シーリングスタンプと戯れるだけでもそれが心の逃げ場となり、けっこう救われている自分がいる。