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2023/09/29|考えない時間を増やす

遅めの夏休み2/4日目。洗濯したり昼寝したりスタンプ捺したりで一歩も外出せず。Netflixで『宇宙兄弟』を1話から見ながら調色して捺す作業をひたすら繰り返していた。約10話ほど見進めたあたりでふと気付いたんだけど、今日はアイドルについてあまり考えなかった。私が考えすぎてもどうにもならないからこそ、考えない時間を意識的に増やせているのかもしれない。事務所が初めて声明を出した日から、自分とこの問題の程よい距離の保ち方がわからなくてずっと悩んできたので、違う方角で新しく打ち込める趣味を見つけられたことに安堵している。もちろん思考放棄はしたくないけど。

ネイビーからホワイトへのグラデーション

このグラデーションは楽しいけど難しかった。特に中間色は調色にも苦戦したし、フチをすべて同じくらいの幅にするのも何度かやり直した。結局一番濃いネイビーのさらに左にくるはずだったやつはフチが厚すぎてボツ。

パール入りのブルーにホワイトやピンクを継ぎ足しながら捺した
さみしい夜にはペンを持て』の表紙みたいでかわいい

こうして色を選びながら考えてみると、自分の中には「好きな色」が特にないことに気付く。普段の私服はモノトーンを選びがちだけど、それは好きだからではなく無難だからにすぎない(溶かすワックスを選ぶような感じで服も選べたら楽しいだろうなと思うけど、どうにも消極的)。そのかわり嫌いな色もない。粒の状態だと奇抜で突飛に見える組み合わせも、溶かせば案外おもしろい感じに仕上がる。これまでは「色そのものに優劣はなく、組み合わせ次第でよくも悪くも見える」ものだと思っていたけど、溶かせばもはや組み合わせすら関係ない。どれをどう溶かしても楽しくて美しい。手に小さなヤケドは絶えないが。

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