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おおざっぱにヨガの歴史
ヨガ哲学のクラスを受講した際に、細かい話の前に歴史を勉強したかったと思ったので、ちょいとヨガの歴史について調べてみました。
まず、おおざっぱにヨガとは
古代インドより実践されてきた「解脱を目的とした考え方や行動」のことと、ここではしておきます(つまりエクササイズだけではない)。
解脱とは
悟りや完全なる自由を得ることで、サンスクリット語で「Moksha」(モクシャ)というそうです。
古代インドっていつ?
ヨガにはとても長い歴史があるようで、Wikipediaの記事を見て気が遠くなりましたが、紀元前3000年ごろにさかのぼるようです。
おおざっぱにヨガの歴史
Wikipediaを調べて、エクササイズとしてのヨガに至るまでをおおざっぱにたどってみました。
紀元前3000年ごろ
モヘンジョダロの遺跡に座禅の紋章が見つかっている。
(もう、このころにヨガをしていた?)
紀元前1700年~500年
リグヴェーダに、ヨガの語源となる言葉の記載あり(朝日の神の信仰を指す言葉として)。
ウパニシャッドの複数文献で、プラナーヤマやマントラについての記載あり。
紀元前500年~200年
体系だったヨガのコンセプトが、複数の文献に見られるように。
カタウパニシャッドに「ヨガ」という言葉の記載あり。
バガヴァッドギーターでは、カルマヨガ、バクティヨガ、ジェネーナヨガが紹介されている。
紀元前200年~紀元500年
ヒンズー教、仏教、ジャイナ教で理論的なヨガの実践が行われるように。
ヨガの手法を体系的に論じた文献が多数。
特に有名なのが、パタンジャリさんと弟子たちが編纂したヨガスートラ。
※瞑想で解脱を目指すラージャヨガ、現代でも広く知られている「八支則」は、ヨガスートラで論じられています。
紀元500年~1500年
禅など、様々な形のヨガが発展。
現代のエクササイズのヨガにつながるハタヨガもこのころにまとめられる。
15世紀に編纂されたハタヨガプラディーピカは、ハタヨガについてサンスクリット語でまとめた文献で、15個のアサナ(ポーズ)を紹介しているそうです。編者であるシュバマートマーさんは、瞑想により解脱を目指すラージャヨガの準備段階として身体の浄化を行うためのハタヨガを紹介しているそうです。
19世紀ごろ
ヨーロッパにヨガが紹介される
20世紀以降
エクササイズとして発展
ちょっと待って。
ヨガってヒマラヤから来たんじゃないの?
どこかのヨガの先生が「ヨガは、ヒマラヤにこもった修行者たちが実践していたこと」と言っていた記憶が。。。しかし、Wikipediaを見ても、ヒマラヤの言葉は見つからず。。。
で、調べてみたら、「世界で最初のヨギはシヴァ神」と紹介している記事を見つけました。この記事によると、15,000年前にヒマラヤで踊っていたシヴァ神は、動きを超越して完全なる静寂の状態に至ったそうです。そこから、ヨガがスタートしたらしいです。これは神話のお話ですね、きっと。
これを読んだときに、私は日本神話での稲作を思い出しました。神話は、何かしらの事実を発端にして始まっていると聞くので、あながち「ヒマラヤから伝来説」は嘘ではないのかもしれません。
歴史をかいつまむだけで疲れました
おおざっぱに歴史を拾い読みしていくだけで、かなり疲れました。「リグヴェーダ」や「ウパニシャッド」って高校の世界史で聞いた記憶があるけど、こんなところでまたお会いするとは思いもしませんでした。
成果として、「ヨガ」を理解するには、哲学、歴史、神話などなど多くを学ばないといけないということがわかりました(私には無理です笑)。
でも、エクササイズとしてのヨガを実践しながらも、こういったヨガのバックグラウンドを学ぶことも、なかなか「いとおかし」と思いました。
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