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塩谷司もロールモデルに

塩谷司が広島に帰ってくる。

けして全国区のスター選手とはいえないが、そのキャリアを丁寧におっていくと素晴らしいの一言。

大卒で推定年俸240万でJ2水戸に加入し、翌年にはJ1広島に引き抜かれ、3回のリーグ優勝を達成。

日本代表にも選出され、リオ五輪にはオーバーエイジとして参加している。

その後、UAEのクラブに移籍し、4シーズンを戦い抜いた。推定年俸2億とも言われる。

そして30過ぎというまだまだ活躍が期待できる年齢で古巣の広島に復帰。

どのクラブでも結果を着実に残し、現役生活のうちに充分な報酬を得る。

大卒から10年の塩谷司の歩みを見ていると、内田篤人や中村憲剛とはまた違ったサッカー人生ではあるが、若い選手たちにとって、これもまた一つの職業のあり方として、良いお手本になるのではないか。

欧州の最前線で活躍する。

J1クラブのレジェンドとなる。

それだけがサッカー選手としての理想形ではない。

どのクラブでも結果を出し、現役のうちに十分な資産を形成する。これもまた、一つの理想とすべきロールモデルのように私は考える。

塩谷司を再びJリーグのピッチで見られることを嬉しく思います。