再始動した水曜日のカンパネラ、流れるような引継ぎでした。

久々に音楽の思い出と感想について書く。それだけ衝撃だった。

今年9月に「水曜日のカンパネラ」からVo.コムアイが脱退という衝撃のニュースが入ってきた。

ただ、これを見て

「解散ではないのか」

というのが素直な感想だった。


完全な主観になってしまうが、2014,5年くらいに「桃太郎」が大ブレイク。

ラップのような独特であり、癖になりそうなサウンド。「きっびっだーん」といった、キャッチーなフレーズ。

Vo.のコムアイもTVでの露出も増え、派手なライブパフォーマンスも話題となった(鹿の解体ショー見たかった)。

自分としては、水曜日のカンパネラ=コムアイのイメージとなっていた。


しかし、なぜか2016年からのメジャーデビューから、記憶がない。

「メジャーに行ったから聴かない!」とかではなく、知らぬ間に聴かなくなっていた。

「メジャーデビューしたのだけど、周りの話題に挙がらなかった」とか、「他のバンドに目が行ってしまった」とか、色々思い出そうとしたけど、原因は浮かばなかった。

※今聞いてみると、メジャーも良い。なぜ聴かなかったのか。


そこから5年が経ち、冒頭のyahooニュースに出た「コムアイ脱退」文字を発見。懐かしさと「脱退」の文字に惹かれニュースを読む。

特別にきっかけがあったわけではないのですが、3年くらい前から、このプロジェクトで私が活動を続けていくのが想像できなくなりました。自分の興味が広がり、もっと自由になりたかったです。それまでも、ずいぶん自由にさせてもらっていたけれど、これ以上、私の興味にケンモチさんやDir.Fを振り回したり、歩み寄ってもらうのではなく、水曜日のカンパネラの重心をもっと2人の方へ戻すべきだと考えるようになりました。

水曜日のカンパネラ、コムアイ脱退「活動を続けていくのが想像できなくなった」(MusicVoice) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/7893346f175a0f834b2a1ca7e68db76bdd601bb7 21/11/5アクセス

とコムアイが今の想いを伝え、

自分が住まなくなった家が、誰も住まずに鍵がかかっているよりも、誰かが改修して違った形で住み続けてくれる方が、私は嬉しいです。

水曜日のカンパネラ、コムアイ脱退「活動を続けていくのが想像できなくなった」(MusicVoice) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/7893346f175a0f834b2a1ca7e68db76bdd601bb7 21/11/5アクセス

その思いから、迎え入れた2代目の詩羽。

20歳と若く、見た目も中々クセが強い。


どうなるんだろうと思っていましたが、一本のライブ映像で一気に引き込まれました。

シャクシャイン→ディアブロ→桃太郎とガッツリ聴いていた時のセトリだったこともあり、家で盛り上がる。

20の女の子が発音よく「PCエンジン/メガドライブ/ネオジオ/ゲームボーイアドバンス」と昔のゲームについて歌うのはなんか面白い。

ボーカル変更はあったものの、全く違和感は感じない。

流れるような引継ぎでした。


どっちが良いというわけではないけど、上のライブ映像だと、歌詞がハッキリ聴こえて、強弱がくっきりし、ディアブロのラップ部分とかフロウの流れが心地よい。歌ものに寄っている。

シンプルに歌が上手い。

元々いい曲なのも間違いない。という印象を受けた。


そんな新生水曜日のカンパネラが織りなす新曲、「バッキンガム」のブッとび具合が最高でした。

もう1曲の「アリス」は正反対のエレクトロポップでコントラストが効いて良い。

しばらく聴いていなかったけど、水カンが来年から熱くなりそう。

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