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新譜感想#23 オレンジ・pray/赤い公園

いい曲をありがとう。

ちょっと前のTVerでガンガン広告の入っていたドラマ、

「時を駆けるバンド」

今回はそのOP,ED,劇中歌をまとめた両A面シングル。

※ちょっとだけですが、映像作品内でのライブシーンっていいですよね。ソラニン、けいおん!等々色々な名場面が浮かびます。


そんな3曲を作り上げたのが、ガールズバンド・赤い公園。

良い内容です。


M1"オレンジ"。ドラマのような青春を感じさせ、過去の誓いや思い出から、前へ進むことへの想い・葛藤を爽やかに歌っている。

前アルバム「THE PARK」と比べれば、ひねった感じは少ないが、ひねらない分、歌詞や楽曲もストレートに入り込んでいくので良かった。

ドラマ見る人にも、すんなり受け入れられる曲だと思う。

とはいっても、石野理子のヴォーカルは、芯が通っているし、MVで2番でピック加えながらキーボード弾く津野米咲もカッコいい。

「最後くらいかっこつけたい」。この一言が強い。


最初はピアノ、だんだんと明るいバンドサウンドを基調として、遠くの想い人を"祈る"M2"pray"。

この曲も「前へ進む人」への祈りがテーマになっている。

サビがとんでもなく良い。特にこのコロナ禍に刺さる。

遠くにいるあの人はどうしているか。


「やるせないボロの真夜中」と歌い始める、M3"衛星"

ボロな真夜中が少しずつ素晴らしいものになっていく。


全曲通し、(距離的に)離れる人・離れた人とのつながりを感じさせる3曲でした。

シングルの表題にもなっている、オレンジ・pray辺りは、赤い公園からリスナーへの応援という気持ちも、こもっているのだと思います。

そんな赤い公園は、今年のCDJにも参戦!BBBの小出さんをサポートに迎えるとのことです。

色々寂しいけど、突き進む赤い公園にまだまだ目が離せない。

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