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【新譜感想#11】 LETTERS/BiSH

昨年10月、京都KBSホールで行われたボロフェスタにて、

ライブを見て以降、その衝撃から、ガッツリ聴くようになった、

「楽器を持たないパンクバンド」BiSH

※初日のトリでした。

KBS名物、華麗なステンドグラスの前で歌う6人にハマってからは、新規清掃員の箱推しになっていました。


〇状況

最近は、ウーバーイーツ企画 #BiSHはUberEats など、

一風変わったPRなどもやっており、様々なことに挑戦しています。

こういったイベントだけでなく、音楽番組にも、出ていたりして、勢いが凄いです。

※LETTERSのMVが渋谷を使ったつながりかは不明だが、シブヤノオトにも出演。

その勢いの凄さは、福井県敦賀の数少ないCDショップ勝木書店にも、入り口の1番目立つところで専用コーナーが作られるほど。

女性アイドルを勝木書店でフィーチャーするのって、本当に少ないので、驚きました。


〇LETTERS

BiSHの新たな挑戦として、3.5thアルバムがリリースされた

先のnoteでも書きましたが、本来ならLETTERSをシングルとして、発売を予定したのですが、このコロナ禍を見て、アルバムとしての緊急リリースを決めた一枚。

緊急リリースながら、色々な特典から、遊び心の詰まったアルバムです。
久々にCDで購入しました。

※特に注目なのは、初回盤に封入されているアナザージャケット。メンバーの手書きで、普通はランダムだが、表から見えるようになっています。


〇CDで買うこと

やっぱりCDは良い。購入して、形としてしっかり残るから、「ガッツリ聴いてやろう」って気持ちになる。

よく言われるのが、ライブ会場とかで初めてみたバンドに感動して買ったり、購入特典に引かれ「持ってないし、買うか」とついつい手にとったりするCDも思い入れが強くなるし、印象に残りやすい。

初回購入特典のアナザージャケット(手書きとのこと)は、ハシヤスメアツコさんの気持ちのこもったジャケット。

さらに、その中に入っていたのは、レターセット。

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これにメッセージを書いて送ると、抽選でBiSHメンバーから返事が来るらしい。ダメ元でしっかり文章考えて送ろうと思います。


〇応援歌

肝心の中身ですが、M1にアルバム表題曲の"LETTERS"

※MV鑑賞でも書いたが、渋谷全体を利用した壮大なMV。ハンバーグ!

M2で配信で発表された"TOMORROW"を開幕にぶつける強さ。


個人的にグッときたのは、M3スーパーヒーローミュージックとM6のぶち抜け。

どちらも疾走感のあるバンドサウンドから生まれる応援歌。

僕らのヒーローを「永遠に鳴り止まない音楽たち」と掲げ、過去を乗り越え、糧とし、諦めず強く生きて行く意志の強さを感じさせるM3"スーパーヒーローミュージック"

LETTERS、TOMORROWの後でも引けを取らない名曲。


M6”ぶち抜け”「振り返らずにただ前へ全力疾走でぶち抜け」

で締まる歌詞と「ぶち抜け」部分のアイナ&チッチのシャウトが心地いい。


和訳で「夜明けを待っている」と題されたM7"I’m waiting for my dawn"

「何度も何度も闘ってきたの 立ち止まれない」

「光の方へ行こう 夜明けを待ち詫びてるよ」

一部の曲はメンバーが作詞しており、未来を見据え、真っ直ぐに進んでいくという気持ちが出ている。

東京スカパラダイスオーケストラのホーンセクションとコラボしたM4"ロケンロー"は、(当然ですが)ジャズな感じで、このアルバムの中では異質。といっても、もちろんいい曲ですし、

リアル脱出ゲームのテーマソングとなったM5"co"も収録されています。


全編を通し、BiSHから清掃員への「今は大変だが、諦めるな」という気持ちの籠もったLETTERSでした。

めげずに色々な挑戦をしてきた6人だから、そんな想いを歌詞で、歌で、ライブで表現できるのだと思う。


このコロナ禍が収まってくる頃には、6人が「スーパーヒーロー」として、とんでもない進化をしているのではないかと感じさせてしまう1枚。

ここまでハードルが上がってしまうと、4thアルバムはどうなってしまうのか。今から期待しかないです。

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