hitbox日記4 -ピアノから学ぶ叩き方-
ピアノの動きからhitboxを学ぼうの回。
前回、hitbox日記3にて、練習法の説明をしました。
この記事を書いた後、「hitboxと似たような動きって何だろう?何の動きが練習になるのだろうか?」と考えていました。
その中の答えとして、ピアノが近いのでは、という結論から繰り広げる話です。
〇超絶技巧を生み出す運動技能の解明
そこからピアノの動きを調べていくうちに、一本のレポート(インタビュー記事?)に出会いました。
上智大学 理工学部の古谷晋一准教授のレポートです。
機械工学をベースにピアニストの研究を行っている方です。
抜粋していますが、最初から最後まで興味深い話です。
〇打鍵と筋力
驚いたのは、二の腕の筋力が強い人は、和音の連打が速く弾けるという相関関係です。
超絶技巧を生み出す運動技能の解明(2) https://www.yamaha-mf.or.jp/shien/report/2015/furuya02.html (最終閲覧日20/8/31)
和音の連打ということで、少し異なりますが、(同時押しの連打に近い)
ダンベルもそうだし、リングフィットもまさに二の腕辺りに効く動きのオンパレード。
リングフィット続けます。
〇打鍵と握力
握力についても触れています。
一方で、速さと握力はマイナスの相関関係が出ました。強い音量で速く弾くときには握力は関係ありませんが、弱い音量で速く弾くとき握力はむしろ邪魔をする、ということがわかったのです。
超絶技巧を生み出す運動技能の解明(2) https://www.yamaha-mf.or.jp/shien/report/2015/furuya02.html (最終閲覧日20/8/31)
握力が関係ない、むしろ邪魔をする!?
これには驚きました。格ゲーなので、そこまでソフトタッチを行う必要はないので、大きく影響はないか。
むしろ「両利きになろう」くらいの勢いで考えていたので、握力を上げてもhitbox動作へ影響しないと考えれば、良い話を聞きました。
〇練習法
このことから、スピードを上げる練習と、正確さを上げる練習はそれぞれ独立していて、身に付けるためには両方をちゃんと鍛えることが必要だということがわかります。ピアニストの中には、がむしゃらに反復練習する人も多いですが、それは時間が無駄になるばかりか、体を痛めるリスクを高めます。必ず事前に練習の目的を決めてから練習することが必要です。
超絶技巧を生み出す運動技能の解明(2) https://www.yamaha-mf.or.jp/shien/report/2015/furuya02.html (最終閲覧日20/8/31)
ごめんなさい...。アホみたいに反復練習していました。
(この後も練習予定でした。)
スピードを上げる練習は前回記事にて、TNTさんがコメントしていた2指でピアノ連打する方法で慣れるしかなさそう。
正確性の練習は、トレモでコマミスしないように入力を意識することが大切そう。コマミスしなければ、コンボ切れてもしょうがないと練習のうちは思うこと。
基礎的なことなのかもしれないけど、改めて学ぶことができました。
ピアノの動きからも色々学ぶことが出来そう。
「超絶技巧のメカニズム」という題材で本が出ていた。少しでも身になればいいと思い、読んでみようと思います。
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